再ブレイク美女11人「逆転」の舞台裏(1)「バブリーダンス」で復活した荻野目洋子

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 いい時もあれば悪い時もある。何事も浮き沈みの多いこの世界、一喜一憂を繰り返す有名人の中で、今輝きを取り戻している美女がいる。再ブレイクを果たした逆転の舞台裏は実にドラマチックだ。

 昨年、突如、再ブレイクを果たしたのは歌手の荻野目洋子(49)だ。きっかけは、85年発売の自身の代表曲「ダンシング・ヒーロー」だった。

「大阪・登美丘高校ダンス部が昨年8月、全国大会で荻野目の曲に乗せて披露した“バブリーダンス”がYouTubeで爆発的な再生数を記録。そのおかげで荻野目は、年末にかけてテレビ各局の音楽特番に引っ張りだことなった。25年ぶりの紅白出場までが取りざたされるフィーバーでした」(レコード会社関係者)

 所属事務所では看板歌手だった安室奈美恵(40)が3年前に独立。そして、“ポスト安室”としてプッシュしていた西内まりや(24)も、事務所ともめて、今年の3月末で退社。そのため、荻野目にかかる期待が大きくなったようだ。

「今や稼ぎは元プロテニス選手の夫よりもはるかに上だと言われます。3人の子供の養育費もかかり、稼げるうちにがっぽり稼ぎたいところでしょう。事務所としても躍起で、もっとメディアへの登場を増やすように指令が出ています。売れっ子の三浦大知らと絡ませるなど、荻野目人気を引っ張るような策が練られている。バブリーダンスを超えるインパクトのある新曲をリリースしたいところです」(芸能記者)

 荻野目同様、穴埋め的にバブルがやってきたと見られるのは、内田有紀(42)である。所属事務所の看板だった小泉今日子(52)が今年、独立している。

 とはいえ、内田の躍進は本人の努力に裏打ちされているというのだ。92年の女優デビュー時から主役やヒロインで続々とヒットドラマに出演し続けてきたが、今やすっかりバイプレイヤーとなった。

 米倉涼子主演の「ドクターX」(テレビ朝日系)シリーズでは麻酔科医役を好演。「ナオミとカナコ」(フジテレビ系)でも広末涼子と絶妙な掛け合いを見せた。

「デビュー時はまったく想像できませんでしたが、息の長い女優になりそうです。みごとにそうした切り替えができたのは、“修業”を積んだ成果でしょう。00年に突如、『演技の勉強を基礎からやり直したい』と、亡くなったつかこうへいさんが主宰する『北区つかこうへい劇団』に入団。活動の場をテレビドラマや映画から舞台へと移したんです。その時、演技をすることの楽しさに目覚め、脇役のオファーも受けるようになりました」(テレビ局関係者)

 メディアへの出演が減り、立て続けに02年、吉岡秀隆(47)と結婚して活動を休止。わずか3年で離婚して復帰するも派手な活躍がなかったため、低迷期が続いているように見る向きもあった。だが、さにあらずというわけだ。

 プライベートでは、柏原崇(41)との交際が報じられている。

「交際は順調そのもの。そのおかげか艶っぽく、美魔女へとまっしぐらです。近いうちにも再婚発表があると言われます」(芸能記者)

 公私ともに絶好調のようである。

 一方、新たな舞台で水を得た魚のごとく躍動し、かつての輝きを取り戻しているのは、プロフィギュアスケーターの村上佳菜子(23)だ。日本テレビ系のトークバラエティー「メレンゲの気持ち」でレギュラーを務めるなど、天真爛漫さに拍車がかかって芸能界で奮闘している。そのタレント資質を、周囲は現役時代から感じ取っていたという。

「ジュニア時代の同期には羽生結弦がいましたが、シニアに入って著しく開花したのはストイックな彼のほうでした。佳菜子ちゃんはどうだったかといえば、社交性の高さがあだとなってか、10代の頃から“タレントデビュー”してしまいましたから‥‥」(スポーツライター)

 世界各地で開催されるフィギュア大会に出場する上位の選手たちは顔ぶれが固まってくるため、仲よくなりやすい。

「競技が終わればパーティーをやって、どんちゃん騒ぎになるんです。親交が深まれば個別に遊びに行きますが、彼女は海外の選手も含め、多くの男子選手と親密になっていたようです。何人かは彼氏になったとも。そんな分け隔てなく仲よくできる“多重交遊”の才能はまさにタレント向き。当時から『キャスターとかメディアで活躍したい』と将来について語っていましたから、今の姿を見るとこっちに進んでよかったと納得です。ボディタッチも辞さず、臆せずにトークをしているのはフィギュア界で磨かれたものでしょう」(スポーツライター)

 適材適所とはこのことか。芸能界にうまくハマッたようである。