ワールドレディース・サロンパス・カップ第3日、16番でティーショットを放つ李晶恩

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 今年のワールドレディース・サロンパス・カップは、元米ツアー賞金女王の申ジエが逆転優勝を飾った。最終日の17番(パー5)。2打目をピンまで約1メートルにつけてイーグルを奪い、鈴木愛を逆転したのはさすがだったが、最後まで盛り上げたのは昨季の韓国ツアー賞金女王、李晶恩(イ・ジョンオン)だ。

 登録名は「イ・ジョンウン6」。これまで同じ発音の選手が5人いたため、6をつけたが「6は大好きなんです。ファンも愛着をこめて“シックス”と呼んでくれる。ボールにもキャディーバックにも6が入っています」という。昨年の韓国6冠王、初優勝は初日から3日連続で66をマークするなど、不思議と「6」に縁がある。

 日本ツアー初参戦の21歳が口にしたのが、日本のファンのマナーだった。「不思議に思ったのが、自分がみたところでは携帯をさわる人がいなかったこと」。初日からギャラリーの多さに驚いていたが、「韓国ではよほどいいプレーしないと拍手や歓声が起きないが、日本はフェアウェーにつけて拍手。グリーンに乗せて拍手。素晴らしいことだと思った」とプレー環境の良さを口にする。

 5月「6」日の最終日。初参戦初優勝を目前にしながら、後半に崩れて3位。3日間披露した安定したショットが乱れ「タイトなスケジュールで体力が落ちていたのかな」と涙を浮かべながら振り返った。今後は母国や米国を転戦するが、日本ツアーにも興味があるという。初めての環境でも抜群の適応力を示し、安定感のあるショットでライバルたちを感心させた。悔し涙を最高の笑顔に変える日は遠くない。