私、清葉アキ子は現在44歳、絶賛婚活中。見た目はキレイなお姉さん系、都内出身、四年制大学を卒業後、編集兼ライターの仕事をしています。38歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことを堅実女子の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。婚活は、まさしくサバイバルなのです……。

これまでのサバイバルマップはコチラ

婚活サイトの出会いは“不自然”なのか!?

婚活サイトは不自然な出会いだと言う人が多い。私だって自然な出会いだと言い切るつもりもないが、SNSのおかげで、連絡をとるほどでもなかった疎遠になっていた昔の知人とつながったり、知らない人となにかのきっかけでつながったりすることができるようになった現代では、いまどきであってそこまで不自然なことではないかもしれないとは思っている。婚活サイトでの出会いは、面倒な仲人がいない、簡易的なお見合いのようなものと思っている。合コンや街コンは“自然な出会い”と世間では思われているのに、婚活サイトはまだまだ世間的に“異端”扱いされている。

私も、婚活サイトを心からやりたくてすすんでやっているわけではない。現実問題、結婚を考えたとき、「出会いがない!」という根本的問題を解決しなければいけなかったからだ。

30歳をすぎたあたりから合コンに呼ばれることがなくなってしまい、いわゆる普通の“自然な出会い”が格段と減った。それまでは「彼氏が欲しい!」と思わなくても、なんとなくスルリとできてきたので、もともと「彼氏を作らなきゃ!」という意欲は他の人よりは少ないほうではあったけれど、結婚願望は20代のころからそれなりにあったので、私をよく知る人に「どんな人でも会うから紹介して!」と言いまくって独身男性を紹介してもらったこともあるし、親戚から紹介されて何度かお見合いもした。お見合いパーティも結構行った。

“自然な出会い”推進派の多くに、「ひとりでいつも同じ店に飲みに行きなよ!」とよく言われるのだが、私はお酒がほとんど飲めないので、そういう店に出会いだけを求めて行く気もしないし、そこで出会うくらいの、頻繁にひとり酒をしにいく男性も好みではない。飲めない私がバーでウーロン茶を何杯もいただきながら、声かけられ待ちしているなんて、おかしいでしょ?正直、間も持たない。そもそも酔ってないから、急に知らないうえに酔っている人に話しかけられても、テンションも違うし対応がしづらい。えぇ、そういう場で知り合った人も、そういうシーンから始まって玉の輿婚した友人も多数いますとも!でも、それこそ、私にとって“自然”ではない。“不自然”な出会いなのだ。

出会いを求めるなら、一番手っ取り早いのは婚活サイト

ということで、一番簡単で手っ取り早く、そして、忙しいを理由にできない「出会いがない!」を解消する方法は、もう婚活サイトしかない!と思ったのだから、仕方ない。知人のお姉さまたちがやっていなかったら、強力にオススメさせられなかったら、いまだにやっていなかっただろう。

人の生活にも興味がないし、知らないだれか(といっても、まぁ、遠い知り合いくらいまでだろうけど……)に自分のことを知られたくないと思う私は、仕事以外でSNSは使っていないくらいなのだから、不特定多数の人の目にさらされる婚活サイトなんて、絶対イヤだと、昔から思っていた。でも、月の半分は自宅で執筆し、たまに外に出ても女性ばかりの世界、もしくは昔からよく知るスタッフたちとばかり仕事をする私にとって、背に腹は代えられなかった。しかし、婚活サイトにだけ頼ろうなんて思っていない。「出会いがない!」を解消するひとつの可能性という認識だ。

「暇だね! 知らない人と連絡とりあったり、好きでもない人と会ったりする時間がもったいないじゃん!!」とよく言われるのだが、出会いという目的を達成するためにはしょうがない。行きたくもないバーでひとり何時間も声かけられ待ちするほうが、時間がもったいないし、なによりお金もかかる。サイトのほうがすき間時間でできるから、まだまし。「男の人が来るような習いごとをしたらいいじゃん!」って言う人もいるけど、同じだよね。やりたくもない習いごとに時間とお金をかけるって意味で。無駄と思えることも、やらないよりやったほうが可能性は1%でも上がるっては思っているのだけどね。

メンズが多い習いごとという意味ではスポーツジムに通っているが、もちろん私の目的は別にあるし(もちろん、シェイプアップと体力維持)、相手も間違いなくそうだから、まぁ、出会いということに繋がる感じは正直ない。正直、男性インストラクターがサービスの一環だと思うけど「遠くから見て素敵だと思いました」とか言ってくるのだって、「はぁ?私、ジムにそういうの求めてないです」って不快に思っちゃうくらいなのに!でも、友人はそれでキュンキュンきて、そのインストラクターのファンになっているみたいだけど……(笑)。

婚活サイトは恥じるもの?“普通の出会い”教の脅迫

ちなみに、婚活サイトでマッチングした男性とメッセージのやり取りをしていると、「こんな場所での出会いではありますが……」という人がとにかく多い。実際に会って話をしても「あんなサイトに登録なんかしちゃって……」という。そう言われると、「えぇ、こんなサイトに登録しちゃっている女ですけど!?」って、イヤな気分になる。ここに登録したから、普段出会うことのないまったく違う世界の人と出会えた!って思えないものなのかな。  婚活している人の最大の敵は、“普通の出会い”教による“彼らの常識”の押し売りとバッシングかもね。

マメじゃない面倒くさがりの男性が多いというのは知っている。言葉ベタでトークが上手くない人も少なくないってわかっている。しかし、婚活サイトでマッチングしてメッセージのやりとりをして、世の中にはこんなにも普通に会話ができない男性が多いものなのか?って思う。過去にもここで何度かその話を書いてきたけれど、少なくとも私のまわりには、会話が困るような人はいなかった。

友人にその話をすると、「アキ子はマスコミ業界だから、話題も豊富で、マメで面白いことが好きな男性が多かっただけだよ。うちの会社の男性陣を見回しても、面白くもない地味な男性ばっかりよ!」と戻ってくる。でも、過去に出会った、音楽業界、エンタメ業界、小さな専門商社、介護系、SE、酒屋、薬剤師、海上自衛隊、メンテナンス業、銀行や金融系、流通系、ホテルマンなど、マスコミ業界じゃない男性でも、「会話が微妙……」なんて感じることはほとんどなかったのに……(唯一、教員ってジャンルの何人かが会話が成り立たなかったけど(笑))。

年末からバタバタと忙しくて積極的に新規開拓をしていなかったため、既存のメンズたちとのやり取りだけにしぼっていたが、持ちゴマがだいぶ減ってきたので、先日、久々に婚活サイトを覗いて「いいね!」をいただいた中から何人かに「ありがとう」を返して、マッチングし持ちゴマを増やした。1年半も続けてなかなかうまくいかないので婚活サイトは一回休もうと思っていたのだが、出会いを求める人が多いせいか春になったとたん「いいね!」がかなり増えたので、この山が落ち着くまではやろうかな、と思い直して。

ジムでの出会いとか、期待してないんで!条件が絞れる婚活サイトは、時短婚活派には最適だと思う。

婚活サイト活動を再開させたアキ子に新たな出会い。「いいね!」をしてくる人はいるけれど、みんな妄想しすぎ!?〜その2〜に続きます。