来週の日曜日は「母の日」です。独身の人にとって母の日はつねに“プレゼントする立場”ですが、実際母親になって“プレゼントされる立場”になった時、どんな気持ちで迎えるのでしょうか?母の日にプレゼントをもらうのはやっぱりうれしい?それとも……。

高価なプレゼントの運命はあっけない?

ブランド品などの買取り店「大吉」を展開している「株式会社エンパワー」では、母の日にちなんだ興味深いアンケート調査を行なっています。調査対象は20代から60代で子どもがいる女性。まず「母の日にプレゼントをもらった経験」について調べたところ、「ある」と答えた人は87.9%となりました。全体の9割近くの母親が、母の日にプレゼントをもらっているのです。

そちらを踏まえ、今度は「母の日にもらったプレゼントを売りに出したことがありますか?」という、ちょっとびっくりするような調査を展開。その結果は以下の通りとなっています。

プレゼントを売りに出すとき、やはりもらった相手には秘密なのでしょうか?せめて秘密にしてほしい……。

なんと、「ある」と答えた人は56.0%!半数以上の人が、母の日のプレゼントを何かしらの形で売りに出していたのです。では具体的に、どんなものを売りに出してしまったのでしょうか?こちらの調査結果をみてみましょう。

母の日に売りに出したプレゼント

1位 ブランド品……69.6%

2位 金・プラチナ……50.0%

3位 時計……48.1%

4位 ダイヤ……43.7%

5位 金券類……43.0%

6位 本……39.2%

上位のほとんどは高価なプレゼント!逆に「肩たたき券」のようなものは値段つかないので、必然的に高いものが売りに出される運命となってしまうようです。とはいえ2位の「金・プラチナ」は内容的に「売ること前提」という気がするので、それはそれでアリなのかもしれません。

結局プレゼントは消え物が無難?

プレゼントを売られてしまう送り主No.1はやっぱり……

とはいえせっかくプレゼントをした側からすれば、売りに出されてしまうのはショックが大きいもの。一体そんな目にあってしまったのはどんな人なのでしょうか?そこで同調査では売ってしまったプレゼントに対して、「誰からもらったプレゼントか」を調べています。

夫からもらったプレゼントが一番売るのに躊躇がない?

圧倒的に多いパターンは「夫」!続いて「子ども」「義理の息子・娘」となっています。では、そもそもなぜせっかくのプレゼントを売りに出そうと思ったのでしょうか?その理由について調査したところ、以下の結果となりました。

母の日にもらったプレゼントを売ろうと思った理由

1位 使う予定がなかったから……65.2%

2位 自分に似合わなかったから……50.6%

3位 生活費に充てるため……50.0%

4位 気に入らなかったから……48.7%

5位 捨てるのがもったいないから……44.9%

6位 自分のお小遣いにするため……33.5%

売ろうと思った理由はまず、上位にある「使う予定がなかった」「似合わなかった」のように“気に入らなかった”のがまず1つ。こうなってしまったのは、事前リサーチをまったくせずに選んでしまったからでしょうか?サプライズはハマればドラマティックですが、外してしまうと悲惨。それが改めて実感できる結果といえそうです。

そして売ろうと思った理由のもう1つに、「生活費に充てるため」「自分のお小遣いにするため」のような“お金のため”という事情もあるようです。より高価なものであれば、とりあえず手っ取り早く現金が手に入る方法として有効なのは事実。止むに止まれぬ事情であれば、プレゼントした側も納得してくれるかもしれません。

こういった高価な母の日のプレゼントの現実を知ってしまうと、プレゼントを選ぶ側としては「だったら安いものでいいや」と思うもの。そう考えるとやっぱり「肩たたき券」「お手伝い券」や、「花束」「食事」といった“消え物”が無難なのかもしれません。

【調査概要】
調査主体:株式会社エンパワー
調査対象:全国にお住まいの子供を持つ20代〜60代の女性
調査期間:2018年4月  
調査エリア:全国  
サンプル数: 321名