万緑に色付く嵯峨野・嵐山周辺で特別御朱印めぐりに挑戦

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東海旅客鉄道株式会社(JR東海)のキャンペーン「そうだ 京都、行こう。」で9月30日まで開催中の「青もみじ&御朱印めぐり」。京都市内の10社寺のうち2カ所で特別御朱印と引き換えられる授与券と京阪電車と叡山電車、京都地下鉄・嵐電が乗り放題となる1dayチケットが付属する京都観光にもぴったりなプランだ。今回、嵯峨野・嵐山周辺の特別御朱印めぐりにおすすめの散策ルートをご紹介する。

【写真を見る】桂川にかかる渡月橋は嵐山のシンボル的な存在

■ スタートは雷電嵐山駅!

嵐山周辺は、多くの寺社や京都の代表的な河川・桂川にかかる渡月橋など人気観光スポットが存在するエリア。京都中心部にほど近い雷電嵐山本線四条大宮駅から約20分とアクセス良好な雷電嵐山駅をスタートし、まず目指すのは西側に徒歩約3分のところに位置する宝厳院だ。

■ もみじは約300本!エリア屈指の人気スポット

臨済宗天龍寺派・大本山天龍寺の塔頭で、春と秋の特別公開時のみ一般公開される宝厳院。嵐山周辺でも有数のもみじの名所としても知られ、参道を青もみじが覆う“もみじのトンネル”や嵐山を借景として取り入れた回遊式庭園「獅子吼の庭」などが見どころ。こちらでは紙に「獅子吼の庭」をあしらった特別御朱印が授与される。

なお、特別御朱印の引き換えは春の参観が終了する6月30日までとなっているのでその点は注意が必要だ。

■ 新緑に色付く紅葉の名所

宝厳院を後にし、約1.5kmの道のりを、途中、竹林でさわやかな初夏の風を感じながら歩くこと約20分弱で次なる目的地である常寂光寺に到着した。古くからもみじが自生し、紅葉の名所として名を馳せる小倉山の中腹にある同寺。長尾憲佑住職によれば、秋には黄色く紅葉するオオモミジ、赤く紅葉するイロハモミジ、オレンジに紅葉する両者の中間雑種の3種と季節を問わず紫がかった赤い葉をつけるノムラモミジが楽しめるという。藁葺きの「仁王門」をくぐり幾重にも重なる青もみじのトンネルを抜けると、重要文化財「多宝塔」など古刹ならではの歴史ある建築物を目にすることができる。

また、上寂光寺ではお経にも使用される黄色い紙(通常は白)の中央に“如日月光明”と書かれた特別御朱印が用意されている。

■ 絶品!愛宕山名物「志んこ」

嵯峨野・嵐山周辺に足を運んだならばぜひ味わってほしいのが、米粉から手作りされる「志んこ」だ。かつては愛宕信仰で賑わい、多くの茶店や旅籠で提供されていたが、現在では創業400年を数える由緒ある京都 鮎茶屋 平野屋でのみ味わえるという愛宕山名物だ。

常寂光寺から北上すること約25分、平野屋にたどり着いた。提供された「志んこ」(桜湯と抹茶がセットで840円)はニッキ、緑、白の三色で、ねじれた独特の形状は愛宕山までの九十九折の坂道を表しているという。同店ではイートインが基本ながら、事前連絡の場合に限りテイクアウトすることも可能だ。

嵯峨野・嵐山周辺で「青もみじ御朱印めぐり」に参加している寺社は宝厳院と常寂光寺のため、次なる寺社を目指す場合は電車での移動が必要となる。また、付属する特別御朱印授与券は2枚のため、3カ所目以降については御朱印めぐり台紙を提示のうえ、各寺社で御朱印料300円が必要だ。1日で10寺社をめぐるのはなかなか難しいが、今年の初夏は京都観光がてらすべての特別御朱印集めにチャレンジしてみてはいかが?(東京ウォーカー(全国版)・安藤康之)