人の数だけ、家に関する悩みはある。

誰かの悩みに耳を傾ければ、あなたの生活をもっとよくしてくれるヒントが隠れているかもしれません。

そんな期待を胸に、道行くあの人この人にリサーチしちゃいました。

「家の悩み、聞かせてください!」。全2回でリポートします。

 六本木のオアシス「檜町公園」で突撃取材!

今回訪れたのは、港区にある「檜町公園」。

もともとこの界隈には東京ミッドタウンや六本木ヒルズなどがあり、ビジネスマンから親子連れ、外国人観光客まで幅広い人々が集います。

取材日はピクニックを楽しむ人がちらほら

きっと道行く人の暮らしぶりも多種多様。

それならいろいろな人の「家の悩み」にアプローチできるかも?

ということで、上京5年目のライター・門上は、編集部・君島さんとともに“お悩み調査隊”を結成し、「檜町公園」で突撃取材。

たくさんのお話を聞いてきました!

1.かずえさん(60代)「3階建てだから階段がしんどい」

かずえさん(60代/主婦)。夫・娘と3人暮らし(+犬、猫)。東京都世田谷区在住。夫の両親が建てた二世帯住宅にお住まい

かずえさん(60代/主婦)。夫・娘と3人暮らし。世田谷区で一戸建てにお住まいです。

「夫の両親とともに15年ほど住んだ二世帯住宅です。両親はふたりとももう他界しました。両親を中心に設計したので……正直すごく住みにくい(笑)」。

土地は100坪あるそうですが、3階建てだそう。

ただし、庭は広いものの土地を有効に使えていない、とかずえさんはため息。

「1階で娘と私、犬と猫が過ごし、2階は主人の生活の場、3階は私の書斎や納戸として使っています。エレベーターはあるんですけど面倒くさくて……結局3階は全然使わない状態でもったいないの」。

一方で娘さんが幼い頃に建てたため、1階はキッチンから全室を見通せる構造になっているのはお気に入りなんだとか。

「娘は今18歳。彼女がリノベーションしてくれないかしら(笑)」。

2.みさきさん(23)「建売住宅を購入したものの、日当りがイマイチ…」

みさきさん(23歳/主婦)。夫・子ども2人と4人暮らし。神奈川県川崎市在住。3階建ての建売住宅にお住まい

「今日は、パパが働く六本木のホテルのレストランのオープン日なんです。その前に子ども2人を連れて公園でピクニックしてます」。

赤ちゃんと2歳の子どもをあやすみさきさんは、透き通るような肌をお持ちの23歳(お若い!)。

12歳上のご主人とは職場で出会って3年前に結婚したそう。

今住んでいるのは、ご主人の実家から近く、またご主人が乗り換えなしで通勤できる立地に惹かれて購入した3階建ての建売住宅(1階にお風呂・トイレ・納戸、2階にリビング、3階に個室が2つ)。

「静かで住みやすいのはお気に入り。ただ、日当りがあまりよくなくて。内覧したときは曇りだったのですが、不動産屋さんは大丈夫、と……。やはり住んでみないと分からないですよね」

そのため布団などが干しにくく、やむをえず洋服も部屋干しに。

また1階の納戸は換気しないとカビが生やすいのが大変、とみさきさん。

「でも、最近ダンナが掃除してくれて。すごく助かりました」

3.YHさん(30代)「小3女子と小1男子。子供部屋どうしよう…」

YHさん(30代/主婦)。4人暮らし(+犬、猫、幼虫、金魚)。東京都港区在住。賃貸マンションにお住まい

「4人家族でね、ペットも4匹! 猫と犬と金魚と幼虫!」と元気に答えてくれたのはYHさんの息子くん(小学1年生)。

お姉ちゃん(小学3年生)と息子くん、子ども2人がいるYHさんによれば、公立学校も広い公園もある港区は“子育てしやすい環境”。

ビジネス街という印象が強かった筆者には意外でした!

「家賃は正直高いです……。今のマンションはこの子たちが幼稚園・小学校に入るタイミングで借りました。主人の職場には遠いですが(笑)」。

80平米ある2LDKはペットOKで、住み始めて5年目。

「今気になってるのは子供部屋。ゆくゆくは別の部屋をと思いつつ……。後は収納スペースが足りない。実はトランクルームも借りています」

また、防音対策や傷防止に床にはマットをしいているものの、すでに付けてしまった傷をどうするかも、退去を思うと気がかりなのだとか。

4.Jさん(30代)「家に対する不満はないですが、換気扇から…」

Jさん(30代・会社員)。妻・5か月の子供と3人暮らし。東京都港区在住。分譲マンションにお住まい

静かに眠る生後5か月の赤ちゃんを抱き、公園を颯爽と歩いていたイクメンでイケメンなJさん。

基本は在宅ワークで、時々行くオフィスからも近いため、港区のマンションを購入したそう。

「どこが気に入ったとかでもなく、なんとなくですね。特に家に対する不満もないかな」

ただし、唯一のネックは「お隣さんからただようたばこの臭い」だそう。

「家の中にいても、たまに臭いますね。換気扇からだと思うんですけど。たまに管理会社に連絡すると、一時は効果があるんですけどね……」。

赤ちゃんのためにもいつか収まる日を祈るばかり。

5.MKさん(69歳)「次に引っ越すなら、今より広いところ」

MKさん(69歳/広告関連)。1人暮らし。東京都港区在住。賃貸マンションにお住まい

「今住んでるマンションは4年目かな。窓から敷地内の庭が見えるんだけど、昔は大名の庭だったらしい」。

自宅とオフィスを兼ねているというMKさんのお悩みは「狭さ」。資料や書籍が捨てられず、どんどん物が増えてしまうのだそう。

「2年前の更新のタイミングでは、仕事が忙しくて新居を検討する余裕も無かったんで、そのまま住み続けることにしましたが。次に引っ越すなら、今より広いところだな」

檜町公園に集まる人々は、洗練された雰囲気でありながら、とても気さくな方ばかり(ほっ)。

気を良くして、まだまだお悩み調査隊は園内を練り歩くのでした。後編につづきます!

イラスト 高垣秀雄