<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 初日◇3日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(6,715ヤード・パー72)>

ホールアウトしての開口一番は「大変でした。疲れました」だった。「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」初日、強風吹き荒れた午後組で2アンダーまで伸ばし、唯一暫定首位タイに立った上田桃子は、18ホールを回りきりしみじみ吐き出した。
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雷雲接近の可能性があったため45分スタートが遅れたこの日。午後組のスタートが近づくにつれて風はどんどん力強さを増した。上田がティオフする頃にはかなり吹き荒れており、2ホール目が終わる頃には「頭をかなり使うので、すでにすごく疲れていましたね。これは小技がカギを握るなと。1日できるのかな、(サスペンデッドになって)明日やるのもありかな、とも思いましたね」。そんな神経がすり減らされる中での戦いが続いた。

それでも折り返して4ホールが経過する頃には「(最後まで)いける」とギアチェンジ。5番、7番とバーディを奪い単独首位に。9番の2打目地点でサスペンデッドのエアホンが鳴ったが、そのままプレー続行(鳴ったホールは消化できる)。惜しくも最終ホールはカップに嫌われボギーとしたが、「この状況で2アンダーは上出来です」と合格点をつけた。

上田が首位発進の一番の要因に挙げたのが「集中力」だった。「とにかく1ホール1ホール我慢で、気持ちよく振れるショットは一度も無かった。精神的にかなり疲れる展開でした」。そんな中でも集中を切らさなかったのにはワケがある。

1つ目は3年ほど前から通う料理教室の先生が会場に駆けつけてくれたこと。応援だけでなく、スムージーやプロテインバー、おにぎりなどラウンド中に口にするものを差し入れてくれた。「酸味や甘味といったこまめに摂ったほうがいいものを持ってきてくださいました。すごくありがたかったです。集中力を保つのに役立ちました」。

2つ目は先週のオープンウィークに宮里藍とリフレッシュしたこと。遊ぶときは遊ぼう、と2人で海にドライブに行った。「この時季だから当然泳げないですし、何かイベントがあったわけではないんですけどね。安全運転ですよ。宮里藍を乗せていますから(笑)」。しっかりとオフにメリハリをつけたことも、集中力を発揮できた理由の1つと言えるだろう。

最後は藤田光里が上田の組についたこと。藤田はウェイティングで待機していたが出場できないことが分かり、先輩のプレーを見て勉強した。「昨日連絡が来て、ついて勉強します、と。ある意味いい緊張感でした(笑)」。後輩の前でみっともないプレーは見せられない。そんな気持ちも、難コンディションで上田を支えた。

明日は比較的風が少ない予報の午前組。18ホールも回りきり、未消化のホールもない。今日発揮した集中力は、メジャー制覇へ大きな大きな一歩目となりそうだ。(文・秋田義和)
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