脳に鍵が刺さった男性がインドで病院に搬送されました。男性は奇跡的に無事で、回復しているそうです。

Man cheats death after being stabbed in skull with key | Fox News

http://www.foxnews.com/health/2018/04/23/man-cheats-death-after-being-stabbed-in-skull-with-key.html

This Man Had a Key Lodged in His Brain. Here's How He Survived.

https://www.livescience.com/62386-brain-impaled-key.html

「脳に鍵が刺さる」というとんでもない状態で病院に運ばれたのは、インドの19歳の男性。インドのマハラシュトラ州のゴドガオン村で、2018年4月18日午前11時ごろに発生したケンカの中で襲われ、バイクの鍵が刺さったとのこと。



病院で撮影されたCTには、頭骨を突き破って脳に突き刺さった鍵が確認できます。



男性は午後3時30分ごろに外科に運ばれ、CTスキャン画像を見た外科医のシャイレンドラ・ウッタムロ・マーカード医師は午後6時30分ごろから鍵を取り除くための手術を行いました。マーカード医師によると、鍵の刺さった深さは約4センチだったとのこと。



頭骨を取り除いて鍵を抜く手術は3時間以上に及びました。幸いなことに内出血を起こすことなく、脳にも深刻なダメージはなかったとのこと。脳を金属が貫通するというおぞましい事故ですが、ニューヨーク州のノースウェルヘルスサウスサイド病院のジャスティン・トーマス医師は、「脳が貫通に耐えられることは十分あり得る」と述べています。トーマス医師によると、脳を突起物が貫通した場合に生死を分けるのは、動脈や静脈に損傷があるかどうか。中でも上矢状静脈洞と呼ばれる危険な部位などをうまく避けられた場合には、脳障害へのダメージを最小限に抑えられるそうです。

この男性は手術から3日後に退院し、順調に回復しているとのことです。