就任3試合目で初の勝点3を獲得したオリヴェイラ監督。中2日で迎える古巣戦でも勝利を誓った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ12節]川崎0-2浦和/5月2日/等々力

 就任後、初の勝点3を獲得した浦和のオズワルド・オリヴェイラ監督が、試合後のフラッシュインタビューで川崎戦を振り返った。
 
 アウェーでの2-0というスコアに、「勝利に値する選手の努力があったので、この結果が出ました」と切り出した指揮官は、続けてゲームプランについても言及。「川崎戦は非常に難しいゲームでした。まず相手の組織化された攻撃を阻止する。そして自分たちがボールを持ったら得点を狙ってプレーするというところでした。相手をしっかりマークできたと思います」と狙いが奏功したと胸を張った。
 
 さらに、中2日で迎える鹿島戦について話を向けられると、少し苦笑いして「もちろん複雑な心境だが」と明かした後、「私は今、浦和の人間ですのでしっかり良いプレーをして勝利を目指して戦いたい」ときっぱりと語った。

 2007年からのJ1リーグ3連覇など数々の栄冠に導いた古巣との対戦に、特別な感情を抱くのは当然だろう。しかし、勝負は別の話。酸いも甘いも知り尽くした知将は、慣れ親しんだカシマスタジアムでも、徹底的に勝利にこだわるつもりだ。