あなたは何人知っている? 世界中に溢れる「●●のメッシ」たちを一挙紹介

写真拡大

 サッカー界にリオネル・メッシが登場して以降、世間は若く才能のある選手やプレースタイルが似通っている選手を次から次へとメッシと比較し、“ネクスト・メッシ”を量産してきた。周囲から過剰すぎる期待を寄せられた古今東西の「●●のメッシ」を紹介する。

■ブラヒム・ディアス:「スペインのメッシ」…(18歳/FW)

 昨夏のプレシーズンマッチでレアル・マドリード相手に豪快なミドルシュートを決め、一躍世界に名を広めたマンチェスター・Cの大器。すでにチャンピオンズリーグデビューを果たすなど、ジョゼップ・グアルディオラ監督のもとで順調に成長を続けている。

■ガエル・カクタ:「フランスのメッシ」…(26歳/MF)

 18歳5カ月の時にチェルシーでトップチームデビューを飾り、2010年のU−19欧州選手権ではMVPに輝く活躍でフランスを優勝に導いた。しかし、チェルシーでは大成せず、6カ国10クラブを転戦。いまだにデビュー当時以上のインパクトを残せずいる。

■パトリック・ロバーツ:「イングランドのメッシ」…(20歳/MF)

 14年のU−17欧州選手権でイングランドを優勝に導き、10台の選手としては異例の約20億円の移籍金でマンチェスター・Cに引き抜かれた。レンタル先のセルティックでは主力に定着したものの、今シーズンは故障を繰り返して伸び悩んでいる。

■アレン・ハリロヴィッチ:「クロアチアのメッシ」…(21歳/MF)

 16歳と112日の若さでデビューを飾り、ディナモ・ザグレブの最年少出場記録を更新。2年後にバルセロナへ引き抜かれた。しかし、バルサではトップチームに定着することができず、その後はスポルティング・ヒホン、ハンブルガーSV、ラス・パルマスといった中小クラブを転々としている。

■マルティン・ウーデゴーア:「ノルウェーのメッシ」…(19歳/MF)

 15歳でノルウェーリーグの最年少出場記録と最年少ゴール記録を樹立。16歳の時に鳴り物入りでレアル・マドリードへの移籍を果たした。現在はレンタル先のヘーレンフェーンで武者修行中。

■ヨアンニス・フェトファツィディス:「ギリシャのメッシ」…(27歳/MF)

 19歳にしてギリシャ代表デビューを果たし、翌年にはチャンピオンズリーグ初ゴールを記録。キャリア初期は順風満帆だった。しかし、22歳で挑んだセリエAで目立った活躍ができずサウジアラビアへ“都落ち”。当時の存在感はなくなった。

■ガイ・アスリン:「イスラエルのメッシ」…(26歳/MF)

 18歳の時にバルセロナでトップチームデビューを飾り、そのプレースタイルからメッシの後継者と期待されていた。しかし、レギュラー定着には至らず、その後はスペイン国内のクラブを転戦。今年3月にはカザフスタンのクラブとの契約を解除して無所属状態となっている。

■エムレ・モル:「トルコのメッシ」…(20歳/FW)

 デンマークリーグで頭角を現し、デビュー2年目にしてドルトムントへステップアップ。昨夏のアジアツアーでは浦和レッズ戦でゴールを決めて、日本でもインパクトを残した。今シーズンは出場機会を求めてセルタへ移籍。リーガで着実に成長を続けている。

■齋藤学:「エヒメッシ、ハマのメッシ」…(28歳/MF)

 21歳の時にレンタル先の愛媛FCでブレイクを果たし、横浜F・マリノス復帰後にJリーグを代表するドリブラーへと成長。今季はJリーグ王者の川崎フロンターレへ移籍。サプライズでのW杯出場を視野に入れている。

■久保建英:「日本のメッシ」…(16歳/FW)

 9歳の時に日本人で初めてバルセロナの下部組織に入団。クラブの移籍規定違反によって帰国を余儀なくされたが、FC東京では15歳5カ月でデビューを飾り、Jリーグの最年少出場記録を塗り替えた。20年の東京・オリンピックでは主役としての活躍が期待される。

■イ・スンウ:「韓国のメッシ」…(20歳/FW)

 バルセロナの下部組織に12歳で加入。16歳の時に出場した2015年のU−17W杯でブラジル撃破の立役者となり、一躍脚光を浴びた。今シーズンはセリエAのヴェローナへ移籍したものの、目立った活躍は見せていない。

■チャナティップ:「タイのメッシ」…(24歳/FW)

 21歳で参加した東南アジアサッカー選手権で優勝を果たし、史上最年少で最優秀選手賞をに輝いたタイ期待の星。昨年7月にコンサドーレ札幌へ加入すると、Jリーグでもレギュラーとして活躍。今季は待望のJリーグ初ゴールを挙げた。