「自分の人生だからできる限り完璧になりたい」と願うトランスジェンダーの女性(画像は『StoryTrender 2018年4月24日付「The ultimate transgender transformation - woman spends over £110k to become plastic human doll」(Mollie Mansfield)』のスクリーンショット)

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どこまで美を追求するかは人それぞれだ。このほどドイツに住むトランスジェンダーの女性が、これまで総額1,600万円以上かけて整形手術を受けてもなお、更なる美を求め続けていることを『StoryTrender』が伝えている。

ドイツのベルリンに住む26歳のイヴァナ・ヴラディスラヴァ(Ivana Vladislava)さんは男の子として生まれたが、11歳の誕生日を迎えた頃から「自分は女の子」と思うようになり、女性ホルモン剤を飲むようになった。

「11歳の頃から髪を伸ばして、女の子の格好をするようになったの。10代になると自分のことが大嫌いになったわ。男の子たちには無視されるし、自分は太くて醜くて魅力的じゃないって感じていた。でもそんなふうに生きていく必要などないと気付いてからは、自分の姿を変える計画を立てて世界中の美容整形医を探し始めたの。」

イヴァナさんは、スカートを着たりメイクをしたりするうちに女性として認められるようになり、さらに女性らしく見せたいという夢を実現するためには美容整形がベストだと悟ったようだ。地元や海外の医師を探し出したイヴァナさんは、17歳の時に大きくて男性的だった鼻を整形することにしたという。

「初めての整形は痛かったけど、整形美女のシンボルとして誰もが憧れる姿になりたいっていう理想があったし、もっと続けたいと思う気持ちが強かった。鼻の後は、リップフィラーでふっくらした唇にしたの。その次は脂肪吸引、くびれがあって女性らしく見えるスタイルになるために顔や体の骨の再建術までしたわ。私にとってはできるだけ自然に女性らしく見えることが大切なの。そうすれば姿も心もハッピーになるからよ。」

イヴァナさんにとっての理想の姿とは「個性的かつできるだけ美しく作られた人形のように見えること」で、これまで体全体といっても過言ではないほど施術を受けてきた。髪の生え際の位置を低くする施術(約65万4千円)、額の形を変える施術(約159万円)、眉骨の形を変える施術(約79万円)、眉リフト(約39万6千円)、瞼の脂肪移殖(約25万9千円)、鼻の形成術5回(約278万円)、頬のインプラント(約65万4千円)、頬の脂肪除去術(約39万6千円)、頬と唇への脂肪移殖施術(約25万9千円)、3か所の輪郭形成・除去手術(約119万円)、顎のインプラント(約25万9千円)、耳を小さくする施術(約31万9千円)、首の脂肪吸引(約65万4千円)、頬と唇へのフィラー注射(約53万2千円)、脂肪吸引8回(約266万円)、豊胸(約332万円)で総額およそ1,670万円を費やしたという。

これほどの施術を受けながらも、さらに豊胸やお尻へのインプラント、顔と首のリフティングを行い鼻を小さくする施術を望むイヴァナさんは「自分の人生だからできる限り完璧になりたいと思っているの。これまでも夢を追い続けて来たし、これからもそうするわ。だってそれが私を幸せにしてくれるから」と自分が理想としている完璧な姿を目指す意欲に燃えている。

現在、イヴァナさんのインスタグラムのアカウントはプライベート設定になっているが、アカウント内ではこれまでの整形手術のドキュメンタリーが投稿されているという。

画像は『StoryTrender 2018年4月24日付「The ultimate transgender transformation - woman spends over £110k to become plastic human doll」(Mollie Mansfield)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)