週末に行われたフライブルク戦での敗戦により、ついにブンデス2部への降格が確定してしまった1.FCケルン。しかし1年での返り咲きをめざし、主力選手をできるだけ多く保持していきたいところであり、すでに守備的MFマルコ・へガー、DFヨナス・ヘクター、そしてGKティモ・ホルンらが残留を高らかに宣言した。

そしてレオナルド・ビッテンコートについても、ケルン首脳陣としてはぜひ保持したいところだろうが、しかしながらむしろ24才の攻撃的MFは移籍の流れにあるようだ。アルミン・フェー氏は「おそらく、彼はチームを後にすることだろう。彼には複数のオファーが届いているからね。我々としてはそれを受け入れなくてはならない」とコメント。

ケルンで3シーズン目を迎えるビッテンコートは、これまでブンデス1部128試合に出場して17得点をマーク。今季は負傷による離脱の影響もあり、リーグ戦21試合に出場して5得点2アシスト。kicker採点平均3.5をマークしているところだ。

さらに大迫勇也に対しても、1部残留をほぼ手中におさめているハノーファーが関心を示しているようだ。ハノーファーでは先日、マネージャーを務めるホルスト・ヘルト氏の移籍騒動が起こったばかりだが来季に向け、契約に2部降格時に有効となる例外条項をもつ日本代表FWを獲得リストに加えており、さらにブレーメンも関心を示している模様。大迫はビルト紙に対して「複数の問い合わせを受けていますし、残留するかはわかりません」と述べるにとどまっている。

ケルンで4シーズン目を戦う大迫勇也は、これまでブンデス1部107試合に出場して15得点15アシストをマーク。特に昨季は7得点8アシストをマークし、ケルンの25年ぶりとなる欧州返り咲きへ主力として貢献。しかしながら今季は4得点2アシストにとどまり(kicker採点4.25)、チームは2部降格を喫する格好となってしまった。