今季からバイエルンに期限付き移籍中のハメス【写真:Getty Images】

写真拡大

CL準決勝第2戦へスペイン紙が特集 バイエルンに期限付き移籍中のレフティーに注目

 レアル・マドリードは現地時間5月1日に、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝バイエルンとの第2戦を本拠地で迎える。

 敵地での第1戦で2-1の勝利を収めた“白い巨人”だが、レアル・マドリードの“機関紙”は期限付き移籍中のコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスに対し、「ゴールを喜びすぎるとファンの愛情を失う」と警告を発している。

ハメス・ロドリゲス、ベルナベウの天使か悪魔か」と特集したのは、スペイン紙「マルカ」だ。

 昨季までレアルの「背番号10」を託されたハメスは、今季からバイエルンに期限付き移籍。レフティーは第1戦でも、ドイツ代表DFジョシュア・キミッヒに完璧なスルーパスを通して先制点をアシスト。レアルにとって大きな脅威となっていた。

「サンチャゴ・ベルナベウの観衆が彼の存在を歓迎するのか、いまだ不明だ。彼は天使となるのか。悪魔となるのか。称賛を受けるのか、それとも罵声を受けるのか」

 記事では3年間で様々なタイトル獲得に貢献しながらも、ジネディーヌ・ジダン監督から重宝されなかった背番号10について、こう報じている。

 ハメスは昨年5月14日のセビージャ戦との本拠地最終戦に先発し、後半に交代を告げられベンチに下がる際にレアルサポーターから万雷の拍手を受けた。同紙はレアルOBに対してサポーターが感謝の気持ちを表明する傾向にあることを紹介する一方で、レフティーに対して警告を発している。


「レアルの熱心なファンの愛情を犠牲にすることに…」

「コロンビア人はアリアンツ・アレーナでの初戦でジョシュア・キミッヒのゴールで喜んでいた。これは当たり前のことと考えるべきだ。重要なゴールを喜ぶのは通常のことだが、レアルの熱心なファンの愛情を犠牲にすることになるかもしれない」

 記事ではハメスに対し、サンチャゴ・ベルナベウでバイエルンのゴールを喜ばないように提言。保有権を持つのはレアルだが、“機関紙”とも呼ばれる「マルカ」紙は、昨季までの背番号10の躍動を警戒しているようだ。


(Football ZONE web編集部)