「テラハ」に憧れて入ったシェアハウスでトラブル続出。1人の女子が男全員と…

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 ひとつ屋根の下で数人の男女が一緒に暮らす様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』の影響か、最近は“男女混合シェアハウス”で暮らす若者たちが増えているらしい。

 3年前から都内にある某シェアハウスのメンバーになった渋沢健治さん(仮名・29歳・メーカー勤務)もそんなひとりだ。私生活をともにするなかで“素敵な恋”に落ちて……そんな理想を抱いていたが、そこで待っていたのは想像以上に生々しい現実だった!

◆トラブル続出の男女混合シェアハウスの実態

「やっぱり男女数人で住んでいると、可愛い女のコの方が男たちからチヤホヤされるじゃないですか? テレビでは“リアル”な恋模様が人気だと思いますが……実際はもっとリアルというか、ドロドロしてるというか……男女の世界だけにトラブルばっかりなんですよ」

 渋沢さんが溜め息混じりにこう漏らす。現実のシェアハウスに住んでいるのはモデルやタレントのような美男美女ばかりではないことは言うまでもないが、ルックスの良い方に人気が集まってしまうのが世の常。

「あんまり可愛くない女のコがその差別に耐えられなくなったみたいで……ある日、腹いせにとんでもない事件を起したんです」

 その顛末はこうだった。

「嫌いな女のコの部屋に忍び込んで下着を盗み、マンションの前にばら撒いたんです。ヤラれた方は泣きながら拾い集めていましたね。犯人の女のコといえば、そのままシェアハウスを去って行きました。ここでは、女同士の仲が悪くなって出て行くパターンが多いです」

 たしかに、女同士の美醜ヒエラルキーをプライベートな時間までずっと感じ続けるのは辛そうだが……。一歩間違えれば警察沙汰になりかねない。盗難といえば、このような出来事もあった。

「シェアハウスでは冷蔵庫が共同です。先日、僕の卵と牛乳が減っている時があったんです。偶然キッチンに来た同居人にその事を話すと、彼女も食パンが1枚減っていると言う。そこで『あっそういえば、今朝あいつフレンチトースト作ってなかった?』と、無くなった食材から犯人を推測したりして(笑)。まあ、そのぐらいならまだ許せますが……この間なんか、自分用に使っていたダイソンの小型掃除機がいくら探しても見つからなくて。なにげなくメルカリ(フリマアプリ)を見ていたら、僕の掃除機が出品されていてビックリですよ! もう壁紙の柄からしてハウスの誰かが盗んで売りに出したのは確定ですね。不信感がつのりますよ。これって、もう窃盗事件ですよね?」

◆「家賃助けて」とカラダの関係も!?

 さて、男女混合のシェアハウスといえば、気になるのは下半身事情ではないか。

「以前、月末になると同居人の男メンバーに『今月、家賃助けてくれる?』とカラダの関係に持ち込み家賃を払わせる女のコがいて……ハウス中の男ほぼ全員と関係を持っていたらしいんですよ。じつは、僕もそのひとりなんですが(笑)。しかもなぜか、いつ誰かが入ってくるかもしれないリビングルームでしたがるので困りました。もしかしたらお金に困っていたというより、そういう性癖だったのかもしれません」

 そんな彼女は、他の女子メンバーの彼氏や弟にも手を出していたらしい。渋沢さんによると、何年か後に「じつはあのとき、バレなかったけどこうだったんだよ」という話を聞かされるのも“シェアハウスあるある”とのことだ。シェアハウス内での性行為は禁止されているところがほとんどみたいだが「バレなかったらアリ」という暗黙のルールなのだろうか?

 シェアハウスだけに同居人を自分で選ぶことはできない。ときには、迷惑な輩が住んでいる場合も……。

「僕の隣の部屋のヤツが朝から晩までずっとヒップホップを大音量で流し続けるのでうるさくてたまらないんですよ!『いいかげんにやめてくれないか?』と注意をしたところ、『OK、フリースタイルMCバトルで勝負だ! リビングにみんなを集めな』って言い出して……」

 正直、付き合っていられない。みんなに迷惑をかけるのも嫌なので結局、自室に戻り耳栓をして寝たという。騒音を注意するのはディスりではないのに……自分の世界の中だけで会話されても困る。とはいえ、もしもMCバトルで勝利していたら、素直に聞いてくれたのか気になるところではあるが(笑)。

「シェアハウスで話の通じないヤツともいっしょに暮らすって、本当に大変だなとしみじみ思いますね。最近は、ひとり暮らしが恋しくなります」

 なんとなく華やいだイメージのある“男女混合シェアハウス”での生活だが……思っていた以上に人間臭くて、楽しいことばかりではないようですね。<取材・文・イラスト/鈴木詩子>