趙顕娥氏=(聯合ニュースTV)

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 【ソウル聯合ニュース】大韓航空を中核とする財閥、韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長の長女で、大韓航空元副社長の趙顕娥(チョ・ヒョンア)氏(43)が、夫から離婚訴訟を起こされたことが30日、明らかになった。

 法曹関係者によると、趙氏の夫は今月2日に同氏を相手取ってソウル家庭裁判所に離婚と子どもの養育権を求める訴訟を起こした。

 裁判所は今月中旬、趙氏に訴状などの書類を送達したが、同氏は現在まで訴訟代理人を選任しておらず、裁判の期日も決まっていないという。

 趙氏は2010年10月に小学校の同級生だった美容整形外科の院長と結婚し、双子をもうけた。

 その後大韓航空副社長だった2014年に、自社旅客機内で客室乗務員のナッツの出し方に怒って滑走路に向かっていた機体を引き返させたいわゆる「ナッツ・リターン事件」により経営の一線から退いたが、先月韓進グループの系列会社であるKALホテルネットワークの取締役(社長)として復帰していた。

 ところが、先ごろ趙氏の妹で大韓航空の広告担当専務だった趙顕ミン(チョ・ヒョンミン)氏が広告代理店社員に水が入ったコップを投げつけた「パワハラ問題」などを受け、趙亮鎬会長は姉妹をグループ内のすべての役職から即刻退任させた。