ローマ遠征のリヴァプールに“援軍”…ルーカスの仲介でラツィオの練習場を利用へ

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 チャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグを控えるリヴァプールに、頼もしい“援軍”が現れたようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が、27日付で報じている。

 本拠地アンフィールドで行われたCL準決勝ファーストレグにおいて5−2の勝利を収めたリヴァプールは、ローマの本拠地、スタディオ・オリンピコに乗り込んでセカンドレグを戦うことが決定している。

 それを受けて、ローマの宿敵・ラツィオに所属する元ブラジル代表MFルーカス・レイヴァが協力を申し出たようだ。同メディアによると、リヴァプールはルーカスの仲介によって、水曜日の試合前と木曜日の試合後に、ラツィオの練習場でトレーニングを行うことが可能になった模様だ。

 準々決勝ではホームの大声援を受け、強豪バルセロナを相手に3点ビハインドをはね返してみせたローマ。その試合と同じ会場で奇跡の再現を狙うローマを相手とするセカンドレグは、リヴァプールにとって難しい戦いとなることも予想されるところだ。

 それに加えてカメルーン人DFジョエル・マティプ、ドイツ代表MFエムレ・ジャン、イングランド代表MFアダム・ララーナ、イングランド代表MFアレックス・オックスレイド・チェンバレンと主力に故障者が続出しているリヴァプールにとっては、決戦前に腰を据えて調整を行えることは大きなメリットとなるかもしれない。

 2007年の夏から10シーズンにわたってリヴァプールに在籍したルーカスは、同クラブで公式戦346試合に出場して7ゴールを記録し、縁の下の力持ちとしてチームを支えてきた。今シーズンから新天地に選んだラツィオでも持ち前の危機察知能力は活かされており、ここまでリーグ戦32試合に出場して2ゴールを記録。移籍初年度から主力として活躍を見せている。

 昨シーズンまで共に戦った仲間と、対戦相手のライバルクラブからの後押しを受けてセカンドレグに臨むリヴァプール。その意気に応えて、2006-07シーズン以来となる決勝進出を果たすことができるだろうか。