建物前に水盤が設置されており、水面に富士山の形のシルエットが映る/静岡県富士山世界遺産センター

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2013年6月に、国内で17番目となる世界遺産に登録された富士山。雄大で美しい姿は登山者だけでなく、国内外の観光客を引き付け、周辺の市町村は活気を帯びている。登山者も増加傾向にあるものの、山開きの期間は7月上旬から9月10日までの2か月ほど。登山こそ夏季限定なものの、静岡県富士宮市周辺には1年を通して、富士山の魅力に触れられるスポットが多くある。

【写真を見る】田貫湖で見られるダイヤモンド富士。この絶景が見られるのは、4月と8月の気象などの条件がそろった時だけ!

2017年12月に、1年中富士登山の疑似体験ができる「静岡県富士山 世界遺産センター」(静岡県富士宮市)がオープン。工夫をこらした展示が好評を博し、開館からわずか2か月で10万人以上の来場者数を記録するほどの盛況だ。周辺には富士山ゆかりの絶景スポットやグルメもそろうので、ぐるりと回ってみよう!

■ 世界遺産・富士山の魅力を多角的に紹介

「静岡県富士山 世界遺産センター」は世界文化遺産に登録された「富士山─信仰の対象と芸術の源泉」を後世に守り伝えるための拠点施設。歴史や文化など、富士山の魅力をさまざまな角度から紹介する。カフェやショップも併設され、富士山の溶岩をイメージした「溶岩アイス」(378円)など、個性的なグルメ・グッズがそろう。

この施設の目玉は「登拝(とはい)する山」。富士登山道の様子や景色の映像を、館内のらせんスロープ沿いに投影し、富士山の魅力を知ることができる。そのほかにも、富士山の“生態系”や“信仰”といった、さまざまな切り口で富士山に迫る。

■ レトロな横町で富士宮焼きそばを食べ比べ

同施設がある富士宮市の名物グルメと言えば、富士宮やきそば。富士山本宮浅間大社の目の前に位置する複合施設「お宮横町」では、コシのある独特の麺と、イワシの削り粉や肉かすなどの具が特徴の富士宮やきそばが味わえる。

■ 富士山の伏流水で造る純米酒

日本酒好きな人は、1743年創業の酒蔵「牧野酒造」まで足を延ばしてみるのもいい。ここでは富士山の伏流水と厳選した国産米を使い、すっきりまろやかな酒造りを行っている。また、電話予約すれば、無料で酒蔵見学も可能。「牧野酒造」の酒は、蔵での直売はもちろん、市内のみやげ店などでも買える。

■ 富士山を特等席で眺めよう

富士山を眺めるなら「田貫湖(たぬきこ)」で見るのがおすすめだ。朝霧高原の一角にある周囲3.3劼慮个如湖に映る逆さ富士やダイヤモンド富士の人気撮影スポット。

■ 道の駅・富士川楽座もおすすめ

東名高速道路・富士川SAに併設する道の駅「富士川楽座」(静岡県富士市)には、富士山を望むレストランや、地元の名産品を扱うショップなどがそろう。「科学と遊ぶ」がテーマの体験施設と大型のプラネタリウムも備えており、1日遊ぶこともできる。(東海ウォーカー・東海ウォーカー編集部)