セクハラ疑惑に“ズレまくった発言で炎上したおじさん”ワースト3人衆

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 福田淳一財務事務次官による女性記者へのセクハラ疑惑。この件を巡っては多くの著名人が意見を表明し、福田氏への批判や、財務省やテレビ朝日の対応の問題をツイッターなどで指摘してきた。

 一方、この一連の騒動に関連したツイートで、女性やネット住人からの共感を得られず、自分の株を落としてしまった人も。そんな、残念なしくじり著名人を紹介していきたい。

◆1)舛添要一「セクハラ『被害者』に記者としての矜持はないのか」

 前東京都知事で政治家の舛添要一氏はテレビ朝日の緊急記者会見を開かれた後、ツイッターで女性に記者としての資質を問うかのような発言をし、批判が集まった。
 この投稿に「論点のすり替え」「ずいぶんズレてる」「経緯が全然わかってない」といったコメントが殺到し、同氏のツイッターアカウントは炎上した。

 舛添氏は「堂々とカミングアウトしたほうが世論に訴える」などと述べているが、日本ではセクハラを告発した側が臭いものとして蓋をされる、あるいは「ハニートラップ」だと責められるケースが多々ある。「そんな社会の構造も理解していない人間が政治家をやっているから日本の女性進出は進まないのだ」といったところだろう。

 舛添氏はこの件でいくつか持論を投稿しているが、その中でやたらと1対1での会食を批判している。あるツイートでは、厚生労働大臣時代に朝駆け夜回り(取材相手の家の前で待ち、出勤前や帰宅時に記者が突撃取材すること)をしていた女性記者たちのことを賞賛。
 大臣ともなれば、帰宅時間は遅くなるだろうし、出勤時間だって日によって異なって当然だ。一般的に考えて朝駆け夜回りは「ブラック労働」だろう。そんなことを女性記者にさせるくらいなら、時間を決めてさまざまな記者と会食するほうが、よっぽど建設的ではないだろうか。そんなに男と女が1対1で会食することが危険なことなのか。男性側が何もしなければ、問題に発展することはないはずなのだが。

◆2)百田尚樹「枝○にケツでも掘られたか?」

 歴史小説『永遠の0』で一世風靡した百田尚樹氏。気がついたら、ネトウヨ界のオピニオンリーダーとなり、地上波のテレビではあまり見かけなくなった。

 さて、この人もまた、今回のセクハラ騒動についてツイートし、批判を受けている。
 ネトウヨ友達の足立康史衆議院議員がシェアした、「セクハラ問題 野党議員が事務次官らに謝罪要求」というNHKニュースの画像に触れ、「中央に、誰からもセクハラされそうにないオバチャンが立っている」とツイート。大勢ならぶ野党議員の中央付近にいる、社会民主党の福島みずほ副党首を指してのコメントだと思われる。

 このツイート自体がセクハラだと気づいていないことに、女性らは「最低な発言」「(百田氏のコメントは)国際社会では嘲笑の的だ」「永遠の品性ゼロ」などと激怒している。

 そして、同氏のセクハラツイートはエスカレート。
 #MeTooのプラカードを掲げる男性の柚木道義衆議員に対し、「枝◯にケツでも掘られたか? はたまた福◯に舐められたか?」とツイートした。下品極まりなく、もはや言葉を失う。それ以上に残念なのは、彼を批判する声がある一方、賛同するツイートもたくさんあるということ。彼らの発言からは日本の深い闇を感じる。

◆3)長尾敬「セクハラとは縁遠い方々」

 先の百田氏の発言はどう考えても許されないものだが、百歩譲って彼は“文化人”だ。選挙で選ばれた公人ではない。一方で、自民党・長尾敬氏は衆議員という立場でありながら、この一連の騒動の中でしっかりとセクハラ発言を残した。

 もうすでに投稿は削除されているようだが、4月20日、同氏は野党女性国会議員らに対し「セクハラとは縁遠い方々」とツイッターに書き込んだ。

 その後ブログで謝罪したが、「複数の男性議員が含まれていましたので『無縁な方々』と関連付けて投稿したというのが真意です」と言い訳がましく、潔さが全くない。

 この中年男性たちは何がセクハラなのかがわかっていない。こういった人が日本の国会や官僚にはいる。それが日本の現実だ。日本の#MeTooムーブメントが実るには、他国よりも時間がかかりそうだ。

<TEXT/森聖児>