「ナチュラルメイク」「自然体」「天然ボケ」など……作られたものではない、ありのままの姿とされる女性の性格や外見に、男性はめっぽう弱い気がします。しかし同じ女性から見ると、そういった要素で男性から人気を獲得する同性の姿というのは、なんとなくモヤモヤするもの。そのモヤモヤ感を例えるなら、学生時代「全然勉強していない〜」と言っていたのに、いい点数を取る同級生を見たときの気持ちと似ているでしょうか?

女性がナチュラル感を意識するのは、デートよりも職場!

「花王株式会社」では女性を対象に「女性の行動、意識と美容に対する意識調査」というアンケート調査を実施。その中で女性が作り込むさまざまな“ナチュラル感”について分析を行なっています。まずご紹介するのはそのままズバリ「ナチュラルに見られるように行動をしたことがありますか?」という質問。一体どのくらいの人が、ナチュラルをつくっているのでしょうか?結果は以下の通りです。

行動したことを自覚している人とそうでない人、どちらがナチュラルといえるでしょうか?

「あてはまる」「ややあてはまる」を合計すると56%。半数以上が、何かしらナチュラルに見られるための行動をしていることが分かります。

さらに同調査では「ナチュラル感を意識するのはどのような時?」との質問も。みんな、どんなシーンで意識しているのでしょうか?

ナチュラル感を意識するのはどんな時?

1位 職場……45.8%

2位 デート……42.4%

3位 女子会……33.4%

4位 その他の飲み会・会合……20.7%

4位 学校……20.7%

6位 合コン……15.3%

7位 特に意識しない……14.4%

異性を意識する「デート」や「合コン」を押さえて、堂々1位はなんと「職場」!ほか「学校」もランクインしていることから、女性は特別な場所ではなく日々日常生活でつねに意識していると言えそうです。ナチュラルを意識することは、もはや自然(ナチュラル)……なんだかややこしいですが。

ナチュラルメイクやヘアを“自然”につくるのは無理!

さらに同調査では女性のナチュラル感について、今度は「ヘア」や「メイク」といった外見的要素に絞って「意識してつくることはありますか?」と質問。いわゆる「ナチュラルメイク」や「自然体のファッション」はどのようにつくられているのでしょうか。結果は次の通りです。

まったく「あてはまらない」人は1%だけです。

なんと、前述の「ナチュラルに見られるような行動」よりずっと多い、全体の92%が「あてはまる」「ややあてはまる」と答えているのです。つまり男性が好きとされる「ナチュラルメイク」は“手を加えず素顔を生かした自然なメイク”ではなく、“ナチュラルメイクに近づけるために一生懸命頑張ったメイク”ということに。

メイクグッズはナチュラルなカバーやメイクが実現できるものほど、高価だったりします。

同調査によると女性たちはそんな自分たちについて「計算高い、あざとい」と自覚している人が41.0%(「あてはまる」「ややあてはまる」の合計)。残りの69%は自覚していないようです。これは自覚しているからいいというよりは、「女性なら戦略的にナチュラル感をつくって当然」と割り切っているからでしょうか?

女性にとって“ナチュラル”を自らつくっているのは当たり前。それを自覚しているからこそ、男性が「ナチュラルメイク」「自然体」「天然ボケ」の女性を「かわいい」とすることにモヤモヤするのかもしれません。何はともあれ大人のナチュラル感をナチュラルにつくるのは不可能!努力を怠るのはナチュラルではなく、単なる“ズボラ”なのです。

【調査概要】
調査主体:花王株式会社
調査期間 : 2018年3月20日〜3月22日
調査方法 : インターネットリサーチ
調査対象 :15〜39歳の未婚女性347人