ジダン監督は率いるレアルは、バイエルン相手に逆転勝利を収めた【写真:Getty Images】

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バイエルンに先制を許すも、マルセロとアセンシオのゴールで逆転勝利

 レアル・マドリードは現地時間25日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦に臨み、敵地でバイエルンに2-1で逆転勝利を収めた。

 チームを率いるジネディーヌ・ジダン監督は苦しみながらも勝利を掴んだチームに賛辞を送った。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 レアルは前半28分、相手の縦に速い攻撃にスペースを与えてしまい、ドイツ代表DFジョシュア・キミッヒに先制ゴールを許した。

 しかし、レアルもすぐに反撃。前半のうちに元オランダ代表MFアリエン・ロッベンとドイツ代表DFジェローム・ボアテングが負傷交代というアクシデントに見舞われたバイエルン陣内に攻め込み、前半終了間際の44分にブラジル代表DFマルセロが右からの折り返しをダイレクトボレーでゴール右隅に突き刺して同点とした。

 レアルもスペイン代表MFイスコが肩の問題で前半のみの出場で交代を強いられたが、その代わりにピッチに立ったスペイン代表MFマルコ・アセンシオが躍動。相手のミスをさらってカウンターを仕掛けると、スペイン代表FWルーカス・バスケスのパスから左足でゴールネットを揺らして後半12分に逆転に成功した。


「CLでは苦しみなしにプレーすることはできない」

 2-1で勝利を収め、ジダン監督は「苦しい試合だったが、最後にはやり遂げることができた。重要な結果を手にした」と試合を振り返った。「チャンピオンズリーグでは苦しみなしにプレーすることはできない。イスコを失ったことは残念だが、その後に出たマルコが違いを作った」と逆境を跳ね除けたチームのメンタリティーを称えている。

 この試合でジダン監督はこの大一番で元フランス代表FWカリム・ベンゼマとウェールズ代表FWギャレス・ベイルをベンチスタートとし、イスコとバスケスを先発起用。とりわけバスケスの活躍には大満足の様子で「彼はファンタスティックだった」と言及した。

 バスケスは得点にも関与しただけでなく、終盤には負傷したスペイン代表DFダニ・カルバハルに代わって右サイドバックとしてもプレー。指揮官は「モドリッチの助けもあって、リベリーのことも上手くコントロールしていた」と攻守に渡る活躍を絶賛していた。

 バイエルン相手に敵地で勝利を収めたレアル。本拠地サンチャゴ・ベルナベウでの試合に大きなアドバンテージを持ち帰ることに成功した。


(Football ZONE web編集部)