美しい景色が広がる阿蘇山上一帯。4月26日に全登山道の復旧が完了した

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「平成28年熊本地震」から2年が経過した。依然、熊本県内各所で復旧・復興が進み、全国各地からの支援も続いている。世界有数のカルデラを持つ阿蘇も、地震による地滑りで道が寸断されるなど、甚大な影響を受けた地域のひとつだ。そこで、通行止めの道路が部分的に開通するなど、着実に立ち直りを見せる阿蘇の復興状況をレポートする。観光資源豊富な阿蘇の魅力を再確認して、おでかけの参考にしよう!

【写真を見る】中岳火口見学も再開

■ 阿蘇復興の今

2016年4月16日(土)未明に発生した地震により山腹の大規腹崩落が発生した熊本県阿蘇エリア。阿蘇大橋(南阿蘇村)が崩壊し、その他周辺の道も土砂により通行が分断されるなど、その被害は多岐に及んだ。

交通のインフラ機能を失い、通行止めを余儀なくされた一方で、災害復旧を推し進めた結果、2016年12月には、県道28号線の「俵山トンネルルート」が通行可能になった。さらに、2017年8月には、国道57号線から県道299号線をつなぎ阿蘇方面へスムーズにアクセスできる「阿蘇長陽大橋ルート」も回復した。

未だ通行止めを余儀なくする箇所があるものの、2020年までのインフラ全開へ向け、順調に元の姿を取り戻そうとしている。

■ 4月26日(木)から「県道阿蘇公園下野線(北登山道)」が開通!

阿蘇山を構成する山の一つで火山活動を続ける中岳は、阿蘇観光のハイライトだ。中岳へと続く登山道は震災後、通行止めとなっていたが、2017年10月に南登山道が、2018年4月26日(木)には北登山道が開通し、これで全ての登山道が通行できるようになったのだ。さらに、中岳火口の規制も緩和されて、火口見学ができるようになり、より阿蘇山観光を楽しめる環境が整っている。

北登山道が開通したことにより、九州道熊本ICから中岳方面まで、国道57号線経由で南登山道を目指すルートのほか、西登山道から北登山道を進むルート(長陽大橋ルート)や、ミルクロードを使い北登山道へ向かう経路も可能になった。選択肢が増えたことで、行楽シーズンの渋滞が緩和され、周辺の観光スポットも周遊しやすくなるなど、利点が増えたことが明らかだ。

■ 周辺観光スポットの回遊性も向上!

自然豊かな阿蘇は、ビュースポットや立ち寄り処が満載で、これから温かくなるシーズンはドライブや観光に最適だ。

阿蘇五岳のひとつで、盃を逆さにしたような台形が美しい「米塚」、烏帽子岳の麓に広がる直径約1kmの草原「草千里ヶ浜」といった気持ちの良いロケーションは阿蘇観光のハイライト。また、「阿蘇ファームランド」や「阿蘇猿まわし劇場」などテッパンスポットのほか、白水温泉なども点在し、温泉地にも恵まれている。行きやすくなった中岳はもちろんのこと、立ち寄りスポットもチェックして、阿蘇観光を100倍楽しもう!(九州ウォーカー・九州ウォーカー編集部)