Women exercise in forest

写真拡大

脳は飽きっぽいのがデフォルト

春になると、何だか気持ちが上がってきて、いろいろ始めたくなりますよね。でも、始めたものの続かなくなってしまう人も、結構いたりして。でも、それはある意味、しょうがないこと。なぜなら、脳は普通飽きっぽいんです。

実は脳は、行うことによって意識する場所が変わります。脳の真ん中にある中心回と呼ばれる溝があります。運動の最初の段階では中心回の前側の運動前野から運動野が刺激され、頭頂野で中心回の後ろにある頭頂連合野の情報を統合して、実際の運動へ移行していきます。

トレーニングを続けていると、動きが整ってうまくなっていくのは、脳の中の伝達がスムーズにいき、慣れてきたから。筋肉の使い方がよくなった=脳の働きが良くなったということ。

脳は、微細な動きや全身の動きをコントロールしますが、筋肉に指令を伝え動きに変えるような作用の神経伝達の時間が、慣れると短縮していきます。また、これは短いほど無心の動きができ、長くなるほど雑念が入りやすく集中できない、ということになります。

そして運動がルーティーンで慣れた動きになると、大脳新皮質の動きがほとんどなくなり、小脳へ移行します。これは、脳を効率的に働かせるためと、大脳新皮質が「飽きやすい」から!大脳新皮質は学習する脳ですが、学習してしまうと、次々に変化を求めるように。だから、覚えたらもう終わりで、次を求める。つまり、飽きっぽいというわけです。

三日坊主から卒業するには?

脳は、次の段階、次の段階へと新しいことに興味を持って動いているうちは、とっても新鮮で喜んで働いています。でも、同じことを繰り返すとなると、脳はすぐに飽きちゃいます。毎日まったく同じものを食べていると飽きますよね。それでも続けるなんて苦痛そのもの。三日坊主は、そのサイクルが早いんです。

では、脳が飽きないためにはどうすればいいでしょうか?

答えは「新しいことをする!」です。常に新しいことを学べるようなプログラムを組めばいいということ。

そして「ゴールを設定する」。脳にとってモチベーションはとっても重要。むしろ目標がないと、脳は動かないと思ってもいいかも。

ただし、目標設定は低めに、が鉄則。きちんと乗り越えられるところに設定して、それを次々に超えていく。いつも新しい目標があるから飽きないというカタチを作れるというわけです。

また人と一緒に行うと、飽きずに前に進みやすくなるとも。

いろいろな方法を考えて、この春は、三日坊主を克服しましょう!

 

ライター:幸 雅子
出典元:『Training for woman』Vol.1「美トレウーマンの脳との素敵なつき合い方」(監修:石井正則/JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科診療部長。スタジオ・ヨギー公認ヨガインストラクター)