一緒に暮らしていた兄弟、趣味は小児性愛(画像は『FOX31 Denver 2018年4月18日付「Englewood brothers arrested for child exploitation, neglect」』のスクリーンショット)

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すぐ近くには学校すらあるという一軒家で、60代の兄弟は高齢の父とともに非常に不潔な暮らしを続けていた。2人そろって興じていたのは小児性愛という変態趣味。家に踏み込んだ警察官はその室内を見て唖然としたという。このほど米コロラド州で…。

コロラド州アラパホ郡のイングルウッドで今月14日、小児性愛者の兄弟2名が逮捕されたことを州のメディア『FOX31 Denver』などが伝えている。近隣住民はこの2人がまさかそういった性犯罪者であるとは思わなかったといい、逮捕時のものものしい雰囲気とその後の報道にショックを受けている様子だ。

2人の小児性愛趣味が明らかになったのは、1本の911番通報がきっかけであった。3951 サウス・ワシントン・ストリートの倉庫のような場所から女性が「3人の男から暴行を受けている」と悲鳴交じりに通報したもので、イングルウッド署の警察官が現場に出向くと、女性は血を流しながらも容疑者を建物の内側に閉じ込めて扉を外側からロックするという勇敢さであった。

事情聴取のため警察官がその汚い倉庫さながらの家に入ってみると、そこには60代の兄弟2人とかなり高齢の父親の3名がおり、家の至る所を大小のネズミと虫が這っていた。裁判所に提出された宣誓供述書には、その時の様子について「あまりにひどい悪臭に打ちのめされてしまった。人が暮らせるような家とはほど遠い状況だ」などと表現されている。

警察官がさらに驚いたのは、盗んだのか購入したのか女児用の下着が壁に多数吊るされ、飾られていたことであった。続いてパソコンに児童ポルノ関連のデータが保存されていることを発見し、警察はこれによりダニエル・ポール・アルバーツ(65)、ティモシー・アルバーツ(61)の2名を逮捕した。

ともに未成年者性的暴行事件の犯罪歴があり、しかしティモシーは義務付けられていた性犯罪者としての登録を怠っていたこともわかった。兄弟に設定された保釈保証金はともに5万ドルと高額で、それが支払われて保釈になったという情報はない。父親のジェラルド・アルバートさん(91)は医療行為や介護を受ける必要があったが受診すらしておらず、このたび保護されたことでやっと病院へ。息子たちはその冷酷な放置についても罪に問われるもようだ。

なお3人の男から暴力を受けたとして悲鳴をあげながら助けを求めていた女性の被害に関しては、いまだ調査中である。

画像は『FOX31 Denver 2018年4月18日付「Englewood brothers arrested for child exploitation, neglect」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)