退場処分受けた長谷部 photo/Getty Images

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日本代表選手の中でも最も落ち着きがあり、まさに頼れるベテランとのイメージだったフランクフルトMF長谷部誠に何があったのか。長谷部は先日のヘルタ・ベルリン戦で相手選手に肘打ちをしてしまい、一発退場の処分を受けてしまった。ビハインドの展開だったとはいえ、長谷部としては非常に珍しい行為だ。

独『Frankfurter Rundschau』は予想外の行為に出た長谷部を特集しているが、前節レヴァークーゼン戦でも似たような場面があったと指摘しており、長谷部がヘルタ戦でも主審の判定などにフラストレーションを溜めていたと分析している。

「長谷部とゼルケの間には議論の余地があるPKの判定があり、長谷部はすでに不満を抱いていたのだろう。現在このベテランは自身をコントロールできていないところがある。1週間前にもケビン・フォラントと審判の気付かないところでやり合っており、判定に不満を見せていた。長谷部はここ数週間チーム最高の選手で、バックラインからチームを支配して攻撃を構築していた。それこそ彼との契約が1年延長された理由で、彼の不在は痛手だ。ここからはダビド・アブラハムがセンターに入り、マルコ・ルスが右、シモン・ファレットが左に入るだろう。ニコ・コバチにはそれほど選択肢がなく、長谷部はチームに不利益を与えた」

リベロ、さらにはボランチと複数の役割をこなしていた長谷部は重要な存在だったのだが、予想外の形で失うことになってしまった。ワールドカップも迫り、日本代表の問題やニコ・コバチのバイエルン引き抜きなど4月は色々な衝撃があった。長谷部の精神状態にも何らかの影響を与えていたはずで、メンタルがやや乱れていたのかもしれない。

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