集英社のジャンプスクエア編集部は4月23日、『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚・北海道編―』の連載を同誌7月号(6月4日発売)から再開すると発表した。

同作は作者の和月伸宏さんが昨年11月、児童ポルノの単純所持容疑で書類送検されて以降、休載していた。ファンからは打ち切りを心配する声も出ていたが、半年での連載再開となった。

「作品作りを通してお応えしていくこともまた作家ならびに出版社の責務」

同誌編集部は公式サイトで、「長らく休載させていただいております本作ですが、読者および関係者の皆様には多大なご迷惑とご心配をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪するコメントを発表。連載再開については、次のように記されている。

「作家は現在も反省と悔悟の日々を送っておりますが、皆様から寄せられる様々な声に、作品作りを通してお応えしていくこともまた作家ならびに出版社の責務であると考え、本誌7月号(6月4日発売)より連載を再開させていただくことにいたしました」

同社広報部によると、和月さんは書類送検後、「略式命令による罰金20万円」の支払いを終えたという。

「作者は刑事手続を終了した現在も反省の日々を送っています。しかし読者の方からの様々な声にお応えしようと連載再開の運びとなりました。一部にはお叱りの声もありましたが、多くは励ましの声をいただきました」

人気作品の続編とだけあって、連載再開を待望していたファンは多い。ネットでは「待ってましたァ。嬉しい!!嬉しい!!」「和月先生には頑張ってほしい」と喜びの声が上がっている。

一方で、「復帰が早すぎる。 連載中だろうが人気作だろうが、こういう前例は作らないほうが良い」という意見もあった。