38歳でモテ期が来た女性。人生を変えた、たった一言とは

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 皆さんは、言われた何気ない言葉が自分の人生を変えるきっかけになった経験はありませんか? 今回は意外な一言で人生の転機を迎えた女性のお話をご紹介します。

◆交通事故で病院に運ばれて…

 池澤祥子さん(仮名・38歳・イラストレーター)は、ある日、自転車に乗って横断歩道を渡ろうとすると信号無視の車に跳ねられてしまったんだそう。

「私、この時に初めて救急車に乗ったんですよ。も〜めちゃくちゃ痛いし、右手と右足がみるみる腫れていくのが恐ろしかったですね」

 病院に運び込まれ、レントゲンを撮り、診察を受けたところ…。

◆「ものすごくキレイだ…」医師に骨をほめられる

「右手と右膝の打撲という軽傷だったので、ホッとしたんですが…その時お医者さんが

『物凄く綺麗な骨格をしていますね。なんていうか、骨が美しいという事を久々に思い出しました。まるで繊細な雪の結晶のようです』って言ってくれたんですよ。思わずドキッとしてしまいましたね」

 池澤さんは子供の頃からお菓子が大好きで、ずっと肥満体型で痩せていた時期は全く無く…そのせいか引っ込み思案で恋愛経験もほとんどありませんでした。

「なので、男性が自分の写真をうっとり見つめて“物凄く綺麗だ…”と言ってもらえた事が衝撃的に嬉しかったんです。それがレントゲン写真でもです」

 それがきっかけで池澤さんは、自分の骨格がちゃんと見えてくるまでダイエットしてみようと心に決め、大好きなお菓子は断ち、野菜とタンパク質中心の食生活に切り替えて、近所のスポーツジムに入会して筋トレを始めました。

「1ヶ月間がむしゃらにトレーニングを続けていたら、なんと7kg痩せる事が出来たんです。まぁ今まで全く食事制限も運動もしてこなかったので…てきめんに効果が出たんでしょうね」

 すると、ある変化が現れたんだそう。

◆実はそこそこキレイだった!

「周りの男性の態度が変わってきたんですよ。太っていた時は私の事なんて目に入っていないというか…適当にあしらわれていたのに…痩せてきたら、気がつくと男性がニコニコしながらこっちを見ている事が多くなってきて…何だか優しくしてくれるようになった気がします」

 結果が面白いように出る筋トレにハマった池澤さんは、コラーゲンマシンに入ったり、メイクを習ってみたりと美容にも目覚めていきます。

「どんどん余計な肉が削ぎ落とされて、顔のパーツがちゃんと出てきたら私…そこそこ綺麗だったんですよ。身体も実は、手足が長かったんだとか…今まで肉に埋もれていて全く気づかなくて」

 ダイエットに成功した今、池澤さんは人生で1番モテているといいます。

「もう38歳だし、何もかも劣化していくばっかりで希望なんか持てないな、となんとなく毎日を過ごしてきたのですが…痩せてきたら毎日が楽しくて。最近は同世代や年上の男性より、10歳位年下の男子から誘われるようになってきて動揺していますね…」

◆イラストレーターの仕事にも良い影響が

 自信がついてきた池澤さんは、積極的に仕事絡みの飲み会や、忘年会などにも参加するようになりました。

「前よりずっと色んな編集さんから声をかけてもらえるようになって、人間関係も広がりましたね。その結果、イラストの仕事もたくさんもらえるようになりました。

 人生、見た目でこんなに変わるのかと驚きつつ…本当にあのお医者さんには感謝しています。私の変わった姿を見せてお礼を言いたいですよ」

 最近、13年振りに恋人ができた池澤さん。彼と充実した日々を過ごしているそうです。

―シリーズ「人生の転機、上がったり下がったり」vol.9―

<TEXT&イラスト 鈴木詩子>

【鈴木詩子(すずきしいこ)】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。