今季限りで退任が決まったヴェンゲル監督、各地からメッセージが届く

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 アーセナルは20日にアーセン・ヴェンゲル監督が今シーズン限りで退任することを発表した。これを受けて各地の関係者や、クラブOBから多くのメッセージが送られてきている。

 ヴェンゲル監督は、21年半に渡りクラブを率いてきた。3度に渡ってプレミアリーグを制覇しており、2003−04シーズンは無敗でリーグ優勝を成し遂げた。

 その“インヴィンシブル”の一員でもあったクラブレジェンドである、元フランス代表FWティエリ・アンリ氏は、ヴェンゲル監督について次のように語った。

「ヴェンゲル監督は我々選手たちを各試合に正しいメンタリティーで臨ませてくれた。彼は選手たちと密になり、父親のような存在だった。彼の伝説は永遠に語り継がれるに違いないね」

 ヴェンゲル監督とサイドラインで論争を繰り広げたこともある、マンチェスター・Uのジョゼ・モウリーニョ監督は以下のようにコメントした。

「ヴェンゲル監督自身が選んだ道なら賞賛するほかないと思うね。彼の残してきた実績はアーセナルというクラブを最高のものにした。その実績に値する、リスペクトのある引退が見られることを願うよ」

 今シーズンのプレミアリーグ優勝を果たしたマンチェスター・Cの指揮官を務めるジョセップ・グアルディオラ監督は、次のように話している。

「ヴェンゲル監督のような人材はサッカー界に必要な人材だ。彼がアーセナルで得たものは本当に素晴らしいもので、今後も何かしらの形でサッカーに携わっていて欲しい」

 ヴェンゲル監督は、今シーズン残されたプレミアリーグ5試合とヨーロッパリーグ戦を持って、約22年間に及んだ輝かしい長期政権に終止符を打つこととなる。