最近、「出会いがない……」と嘆いている女性が多いですよね。でも、そんな人でも会社では誰かしらに会うはず。そのなかでいい人がいれば、交際にも発展しますよね。ただ、同じ職場なだけに制限がある場合も……。今回は、社内恋愛をしている女性たちに、“秘密のLINE”の内容を聞いてみました。

文・塚田牧夫

叱ったあとの「ごめんね〜」

「同じ職場の上司と付き合っています。問題といえば、彼に家庭があること。不倫なので、大っぴらに交際することはできません。

関係を隠す意味を込め、彼はたまに私を強く叱ります。自分のデスクに呼んで、声を荒げることも。それを見た職場の人たちからは、同情の目を向けられます。

するといつの間にか周囲には、“上司は私のことが嫌い”という共通認識ができていました。こっちとしては好都合だけど、騙して申し訳ない気も……。

実際のところは、彼は叱ったあとすぐにLINEで“ごめんね〜”と送ってきます。みんなには悪いけど、背徳感に酔いしれているところはありますね」チサト(仮名)/27歳

ケンカ後の「許して欲しいなら…」

「彼は少し前まで元カノと同棲していて、別れた今もその家に住んでいます。私はそれが気に入らず、帰って欲しくないので自分の家に泊めるようにしていました。なので、ほぼ同棲状態。

ある日。朝、一緒に出勤するタイミングで元カノから連絡が来たんです。私はそこで不機嫌になり、通勤中も一切口をききませんでした。

彼は職場で私の斜め前の席に座っていて、よく目が合う。でも、その日はわざと目を合わせず。途中、何度も謝罪のLINEが来たけど、それも無視していました。

あまりにしつこく送ってくるので、それなら……と、“許して欲しいなら”と送りました。私の名前はヨウコと言うのですが、“ここで私の名前を叫んで”と意地悪をしてみました。

すると彼は周囲を窺い、いきなり立ち上がった。そして手を上げて“ようっ!”と言ったんです。そしてすぐに小さい声で、“こ”と言いました。

彼はすぐ“ああ、違った……”と人違いだったことをアピールして座った。周りは唖然としてました。とりあえず、その日はそれで許してあげました」ヨウコ(仮名)/30歳

「食堂のおばちゃんに預けておいた」

「彼が私の家に泊まった翌朝。先に出て行ったんですが、よりによって会議の資料を忘れていったんです。

彼とは同じ職場だけど、フロアが違うし、届けるのも不自然なんです。どうしよう……と悩んだところで、強い味方の存在を思い出しました。

内緒で付き合ってはいるものの、会社でひとりだけ私たちの関係を知ってる人がいる。それが、食堂のおばちゃんなんです。

まだ付き合う前、デートしているときに偶然会ってバレてしまったんです。でも、一切公言しないし、むしろ応援してくれる、すごくいいおばちゃん。

だからまず食堂に行って、資料をおばちゃんに預けたんです。そして“××さんに預けておいた”とLINEして万事OK。ことなきを得ました。おばちゃん、いつもありがとう……」ミホ(仮名)/28歳

“社内恋愛カップルの秘密のLINE”をご紹介しました。

人目をはばかりながらのやり取りは、楽しいに違いない。ただ、あまり周りを欺くのは良くありません。不幸な結末を迎えないよう、楽しむのもほどほどにしておきましょう。

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