<パナソニックオープン 2日目◇20日◇茨木カンツリー倶楽部・西コース(7,343ヤード・パー71)

アジアンツアーとの共同主管大会で行われている「パナソニックオープン」には、なじみの薄い選手が多い。当然といえば当然だが、実は名前を見ているだけでもおもしろい。8位タイにはタイのジャズ・ジェーンワタナノンド。予選落ちはしてしまったが、同じくタイのスラジット・ヨンチャロエンチャイといった一癖ある名前を見れば、どんな選手なのか気になるというもの。

【写真】アジアの猛者たちが集結!2日目の撮れたてフォト
そんな観点で取材を進めていると、リーダーボードを駆け上がってくる名前が気になった。ラヒル・ガンジー(インド)。これまでも共同主管大会で名前を見ることはあったが、話を聞いたこともなければ、失礼ながら顔も分からない。とはいえ、この日8バーディ・2ボギーの「65」。ベストスコアで回り2位タイに浮上したとなれば、どんな選手なのか知りたいというもの。意を決してホールアウトを待って、声をかけてみた(どの選手か分からなかったので、アジアンツアーの関係者に聞いて本人と分かったのは内緒)。

まず、風貌。気さくなおじさん、というのが第一印象。そして話してみると、そのとおりだった。「話? ね、こんなスコア、ナイスプレー!でも、たまたまだよ。こんなスコアで回ってくるとは思ってもみなかった。去年からずっと悪かったし、ビックリ」と、こちらもビックリしてしまうほど、明るくネガティブ発言を連発。「このコース? 前にも来たことあるけど…いわないでね。『嫌い』(笑)」だそう…。では、なぜこのスコアが?「それは天候のせい。今までは湿っている状況でラフも長かった。苦手意識があったの」と、なるほど、今年は全然違いますね…。

大会2日目はカラカラに晴れ上がり、フェアウェイもグリーンも硬く締まった。「飛ばないけど曲げない」のが信条のガンジーさん(敬意を表して)。「いやー、うまくいったね。もう満足」と、決勝ラウンドに向けての抱負は特にない。「明日になってみないと」だそう。ホールアウトは18時に迫ろうかという時間。当然練習などするはずもなく、足早にコースを後にしようとしていたので、最後に日本の印象も聞いてみた。

「初めて来たのは2004年(実際には2005年)。それからこういう試合に何試合か出てきたの。2011年と12年は(米国下部の)ウェブドットコム・ツアーに行っていたから、それを除けば毎年来ているんだ。日本は大好きな国。タイに行ってもどこに行っても、まず探すのは日本のレストランだから(笑)。大好きなのはすし。もう本当に好きで、インドにいてもよく食べるんだ。インドの家から100ヤードのところにもあってさ」

ゴルフのことよりも“日本愛”についての話が長い。そして、話は止まらない。「お酒も大好き。昨日は初めてウーロンハイを飲んだんだけど、あれは最高!はまったね」と、なかなか日本のステイを満喫しているようでなによりです…。そこにきてこのスコア。機嫌がいいのもうなずける。これで本当に最後。「今夜も飲むの?」と聞いてみると、「当然、祝杯だよ!」だそう。「2杯くらいでやめておくよ」といって帰って行ったが、あの上機嫌ぶりを見ると、もう少しいきそうな気配が漂っていた。

ちなみに、「インド独立の父」のガンディー(ガンジー)さんとはスペルが違うので、関係はないものと思われる。とにかく、明日はこのガンジーさんに注目してみようと思うが、どう出るか?(文・高桑均)
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パナソニックオープン 2日目の結果
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