生まれつきによって変えられないからこそ、体形・骨格・身長はコンプレックスになりがち。とくに身長の高い・低いは女性にとって大きな問題……。背の高い方もそうですが、背の低い方もそれなりにウィークポイントと感じる部分がありますよね。そこで今回は、身長を今よりもぐっと高く見せるためのファッションテクニックをご紹介します。

イラスト、文・角侑子

【スタイリストの体型カバーテクニック術】vol. 61

ヘアアレンジはトップを高くする

まずは、全身をトータルで見たときに身長の低さを目立たせないためには、トップの高さを作ることです。トップを高くするためには帽子・ヘアアレンジで表現すると良いでしょう。小柄な方は、あまりツバが広すぎないパナマハットや、前ツバのキャップがオススメです。

ヘアアレンジはハイポニーテール、もしくはアップシニョンが良いでしょう。ハイポニーテールでは少し幼すぎるかな……?と感じる方は、アップシニョンかハーフシニョンで抜け感と大人っぽさを表現しましょう。

ボトムは基本的にコンパクトなシルエットを

ギャザースカートやワイドパンツなど、ボトムにボリュームがくるものはコーディネートが下に重くなりがちに。着こなし方によっては、背の低い型でも似合いますが、背を高く見せたいという場合には不向きなので、できるだけ細身のパンツか、ストレートタイプのスカートを選びましょう。

代わりにトップスはオーバーサイズの肩落ちトップスや、ボリューム袖のトップスでY字シルエットを作ると良いでしょう。このシルエットにヒールをプラスすれば、より身長が高く感じられます。

パンツスタイルは靴を同色に

パンツを履く時は、靴をできれば同色にすると良いです。同色にすることで遠目から見たときにパンツと靴の境目がわかりにくくなり、脚長効果を引き出すことができます。

スカートを合わせるなら、タイツと靴を同色にすると効果があります。しかし、これからタイツではなくストッキングにシフトするなかで、重たい色みのタイツと靴を同色にすると少々コーディネートが重たくなってしまうので、できればパンツスタイルの時にトライしていただきたいテクニックです。

極めつけは、美しい姿勢!

そしてもうひとつ、大切なのが姿勢です。背筋をしゃんと伸ばす、ただそれだけで身長は伸びますし、姿勢がキレイなことで実際の身長よりも大きく見られるようになりますのでぜひ、こちらも忘れずに 背の高さを変えることはできなくても、コンプレックスをご自身なりにカバーすることで、これまでよりも美しく、自信の持てるアナタに変化していくはず!