「ありがとう、アーセン」 ベンゲル監督、“22年政権”に幕「永遠の愛とサポートを」
契約満了を迎える今オフでの退団を決意「慎重に考え、適切な時だと感じた」
アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が22年の長期政権に幕を下ろすことが正式決定した。
20日、クラブは公式サイトで「メルシー(ありがとう)、アーセン」と題して指揮官の声明を公開した。
「慎重に考え、そしてクラブとも話し合いを進めた結果、今季終了後に退任するのが適切な時だと感じた」
1996年から長期政権を築いたベンゲル監督がついにアーセナルからの退団を決意した。在任22シーズンで3度のプレミアリーグ優勝と7度のFAカップ優勝を経験。1998年と2002年には二冠を達成した。
しかし、昨季はリーグ戦5位に終わり、19シーズン続いていたUEFAチャンピオンズリーグ出場を逃すなどその勢いに陰りが見られていた。2016年に2年の契約延長を果たしたが、再度満了を迎えるこのタイミングで退団することが決まった。
プレミアリーグ通算473勝、勝率57%をマーク
英公共放送「BBC」が公開したデータによれば、ベンゲル監督はプレミアリーグ通算823試合を指揮し、473勝199分151敗という成績を残した。勝率は57%を超えた。
ベンゲル監督は「たくさんの思い出を与えてくれたクラブには感謝している。私はこのクラブに最大のコミットメントと誠意を注いできた。スタッフ、選手、ディレクター、ファン、このクラブを特別なものにしてくれた全ての人に感謝します」とクラブへの愛情を言葉にした。
声明は「私の永遠の愛とサポートを」というメッセージで締めくくられた。
UEFAヨーロッパリーグでは4強に駒を進めている今季のアーセナル。ベンゲル体制の集大成をタイトルで飾ることができるだろうか。
(Football ZONE web編集部)