Appleが4月22日のアースデイに合わせて、製品リサイクルの取り組みに関する記事を投稿しました。iPhoneを分解するロボットに新モデル「Daisy」が登場しています。

Apple adds Earth Day donations to trade-in and recycling program - Apple

https://www.apple.com/newsroom/2018/04/apple-adds-earth-day-donations-to-trade-in-and-recycling-program/

AppleはiPhoneを分解するマシン「Liam」を実用化していました。

iPhoneを自動で分解してリサイクルするAppleのロボット「Liam」がバリバリと仕事をこなすムービー - GIGAZINE



Liamの後継ロボットがDaisyで、9種類のiPhoneを分解できるとのこと。ちなみにAppleの環境社会イニシアティブ部門のリサ・ジャクソン副社長は「She(彼女)」という代名詞を使っていることから、どうやらDaisyは女性のようです。DaisyがiPhoneを分解する様子は以下のムービーで確認できます。

Apple - Daisy - YouTube

iPhoneを分解してリサイクルできるパーツを分別するマシンDaisyは、1時間に最大200台ものiPhoneを分解できます。



大きさの異なるiPhoneにも対応可能。



Daisyが稼働する工場はこんな感じ。映像を見る限り、Daisy1台ごとに1人の作業員が付くようです。



古いiPhoneの中から使える部品を自動で分別します。



ユーザーから回収したiPhoneを分解して得られた収益のうち2018年4月19日〜4月30日までの分は、Apple GiveBackプログラムを通じて非営利団体Conservation Internationalに寄付されるとのこと。



ロボットアームを持つ工作機械が、iPhoneをつかみ取って作業する様子はなかなか見ごたえがあります。



Daisyを使えば一般的なリサイクル業者では不可能なレベルで再利用できる部品を選別できるとAppleは述べています。



ジャクソン副社長は、「Appleでは気候変動や持続可能な資源利用のための優れたソリューションの開発に一貫して取り組んでいます。アースデイを迎えるにあたって、Apple GiveBackプログラムを通じた顧客から集めた機器をリサイクルするというシンプルな取り組みを行っています」と述べています。



・おまけ

アースデイに合わせてApple Watchユーザーは2018年4月21日(土)に「Earth Day Challenge」に関する通知を受け取ることになるとのこと。これは「外に出て少なくとも30分のトレーニングをすることで、地球を楽しもう」と促すもので、ミッション達成者は特別なステッカーを受け取れるそうです。