写真は、本間充氏(ABeam Consulting Advisor)

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中国のインターネット事情を踏まえた意見交換の場、『China Internet Day』が、19日の都内で行われ、世界のデジタルマーケティングに造詣の深い本間充氏が登壇した。

「2020年7月に、東京五輪が開催されることは、ラッキーなこと。たくさんの訪日外国人がきます」と本間氏。「この方たちに向けてビジネスをしようと思っている企業も多いことでしょう。大イベントがキッカケとなって、日本がグローバル展開のビジネスをする上で、いいラーニングポイントになるはずだ」と興味を引かせた。

「たぶん、(訪日外国人が使う)色んな携帯電話を地下鉄などで見ることでしょう。日本の皆さんは、フェイスブックやLINEなどメッセンジャーアプリをキーボード入力しているはずです。おそらく、中国人の方は、音声をレコーディングします」

「そう、アメリカ人も『今、空港に着いたよ』『どこなの?』『第1ターミナルの下』と音声レコーディングする光景でしょう」

「携帯電話などの利用シーンを、さまざまな交通機関で目にするはず。それがグローバルとして理解すること、東京五輪で学ぶアイデアの一つでしょう」と予測を交えて話していた。

同イベントは、日経クロストレンドと日本マーケティング協会が主催。日本企業の担当者を対象としたものだった。

本間氏のスピーチの他、中国発のメッセージアプリ「WeChat」を擁するインターネット企業・テンセントからBenny Ho氏らも登壇。「消費トレンドは、代理購入から海外EC、そして越境ECに変わっている」と分析データを明かしながら、題材を掘り下げる場面もあった。

▼ 写真は、テンセントIBGシニアディレクターのBenny Ho氏