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お笑い芸人の出川哲朗が、17日に放送された日本テレビ系バラエティ特番『出川哲朗のアイ・アム・スタディー 知っとかなきゃヤバイよ日本のピンチSP』で、盟友・デヴィ夫人への"模擬弔辞"を読み上げた。

番組では、「終活」について学ぶため、78歳のデヴィ夫人と終活バスツアーへ。最後に、デヴィ夫人が綿密に計画を立てた自身の模擬葬式を行い、出川が弔辞を読むことになった。

故・赤塚不二夫さんの葬儀でのタモリのように、真っ白な何も書かれていない紙を取り出し、「デヴィ夫人、あなたと会って、もう25年くらいになります。最初はなかなか僕の名前すら覚えてくれませんでした。それから、たくさん仕事をしましたね」と切り出した出川。

しかし、「夫人とオーストラリアに行ったとき、スタッフが僕と夫人が大好きなチョコレートを持ってきてくれますよね。その時僕は、チョコがなくなっちゃったんで探しました。『あれ?夫人、ここにあったおいしいチョコ知りませんか?』」と言ったところで、棺桶で横になっていた夫人がたまらず「それはあなたが食べちゃうからよ!」と起き上がってしまい、会場は爆笑となった。

それでも、出川は仕切り直して、「これだけははっきり言いたい。僕は、あなたが大好きでした! 正直、最初はヘンテコリンな人だと思ってました。でも一緒に仕事すればするほど、なんてピュアな人なんだ! なんてバイタリティにあふれた人なんだ! 70歳以上で、イルカの上に立って3mもジャンプできる人は、世界にあなたしかいません。70歳以上で、空中ブランコを成功させる、世界であなた1人しかいません。70歳以上で、50m以上の崖をロープ1本で下りてくる、世界でたぶんあなたしかいません」と、共演する『世界の果てまでイッテQ!』の名場面をバックに力説。

「夫人はいっつも言ってました。『哲朗にできて、私にできないわけないわ。悔しいから必ず成功させるわ』。僕は最近、雑誌のインタビューで『目標は何ですか?』と言われると、『デヴィ夫人みたいになりたい』…いつの間にか、そう答えるようになりました。夫人、僕は78歳までリアクション芸人を続けます。だから、あなたは天国から『また哲朗がバカなことやってるわ』と笑いながら見続けてください。ありがとうございました」と締めくくった。

この模擬弔辞に、会場は感動の空気となり、夫人は再び棺桶から起き上がり、「あなたらしい、いい弔辞でした」と拍手。スタッフが「夫人がウルっとしてるように見えた」と確認すると、「うん、良かったです」と感涙したことを認めた。

一方の出川も、「リアルに顔見たら、ちょっと込み上げてきちゃう」と心境を吐露し、Twitter上では「出川さんに泣かされた」「めっちゃ泣けた」「号泣した」「ティッシュが足りない」など、もらい泣きする視聴者が続出していた。