会社に「とりあえずプチプラ服」はキケン! 先輩と丸かぶりも…

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 カラーアナリスト・美容研究家の西田美穂です。

 春がやってきました。出会いの季節、何かが始まる、何かが起こる…? と期待が高まり、お洋服も新しいものが欲しくなってしまいます。

 そこで私は思い出すのです。過去10年間のOL時代に「とりあえずプチプラ服を着ておこう」で起きたちょっとした事故を。

 特に新社会人の皆様へは、「会社ではこのようなこともありますよ」と意味を込めて、2つのエピソードをご紹介したいと思います。

◆週末のセールで買った服が先輩と被った!

 私が勤めていた会社は、女性の割合が1割未満と少ないところでした。ザ・オツボネ様なんてキャラの方は存在せず、とても優しい先輩ばかりでした。

 中でも、男性社員から厚い信頼と人気を集めるA先輩。年齢を感じさせないナチュラル美人でスタイル抜群で、同じ女性として憧れを抱いたものでした。

 ある日、いつもと違う雰囲気のA先輩。柄もののワンピースがデフォルトの彼女にしたら、シンプルな白ニットに紺のタイトスカートというコーディネートは新鮮で、思わず見惚れてしまうものでした。

 話しかけようと近づくと、そのニットにクギ付けになりました。シンプルですが、やや縦に長いVネックのラインと黄みが少し強めのオフホワイト、腰骨よりやや長い丈。

「A先輩、いつもと服の感じが違いますね。新鮮! 素敵〜!」

「え〜! ありがとう。でもこれ……」

 A先輩の口から出たのは、今や国民服と言っても過言ではない、某「ライフウェア」のブランド名でした。

「え……っ、A先輩が着ると、そう見えないです〜!」

 そう、私が所有するニットと同じものでした。しかも、明日着ようと思っていたもの。週末に値下げしていて、あると便利かなと思って買ったんですよ、とりあえず。

 二人横に並ばなければ同じものとはわからないかもしれません。しかし私は、その白ニットを会社では着ないことを心に決めました。

 だって、同じ服を着て「推定Fカップ」のバストと並べますか? 起伏が控えめな私にとって、それは気にせざるを得ないことなのでした。

◆スタイル抜群!平成生まれの後輩ちゃんに負け……

 入社して数年が経つ頃、後輩が続々と入ってくるようになりました。全体の社員人数も増え、女性の割合も少しずつ上がり、賑やかで活気ある雰囲気が高まっていました。

 当時の私は、「基本は可愛いらしく、時々先輩らしく」をモットーに服を選んでいました。そこで「先輩っぽさ」を出すべく、スカート派だった私がパンツを購入。チェック柄の、ストレートなラインのものでした。

 ある日、社内で作業中に後輩の女性陣にふと目が止まりました。正確に言うと、後輩のBさんのボトムスに。

 Bさんは、私が所有するチェック柄のパンツと酷似したものを履いていました。

 最初は、仕方ないと思いました。女性が十数人会社にいたら、何かしら同じようなものを選んで着ることはあるだろう、と。

 しかし私には、引っかかる点が2つありました。

 まずは、「先輩っぽく」したかったのに「後輩とオソロイ」であること。

 私の目に狂いがなければ、あのノータック&センタープレスと膝下から裾のラインは、同じ店で買ったものでしょう。ベーシックな通勤服がお手頃価格で買える、ベーシックなお店です。

「え〜、何年も先輩なのに、それくらいの値段の服なんですね……」

 そんなことは誰も言っていませんが、私の中の誰かがそのように言ってきました。あいにく何年勤めてもお給料に大差ないのですが。

 もう一つは、丈感。

 Bさんは私より10センチ以上背が高く、無駄な肉のない体躯に手足もスラリと長い子です。「こ、これが平成…か…!」と唸ったものです。