2戦連続ゴールを決め、好調が続いている本田圭佑。来たるロシア・ワールドカップに向けて視界は良好だ。 (C) Getty Images

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 絶好調の日本代表MFへの賛辞は止む気配がない。
 
 現地時間4月14日に行なわれたメキシコ1部リーグ後期の第15節、サントス・ラグーナ戦で1ゴール・1アシストを記録したパチューカの本田圭佑に対し、地元メディアから賛辞の声が相次いでいる。
 
 サントス・ラグーナ戦に先発出場した本田は、立ち上がりから積極的なプレーを披露すると、24分にはペナルティーエリア右手前の位置でオマール・ゴンサレスからの縦パスを受け、左に流れながら左足を一閃! 鮮やかにゴール左隅へ突き刺した。
 
 さらに30分には、センターサークル付近からの絶妙なスルーパスを供給し、エリク・アギーレのゴールをアシストしてみせた。
 
 2試合連続となるゴールでパチューカをリギージャ(決勝トーナメント)出場圏内の8位に浮上させた本田は、当然のことながら試合直後に地元メディアからベタ褒めされた。
 
 メキシコのスポーツ専門メディア『Medio Tiempo』が、「ケイスケ・ホンダが素晴らしいプレーを披露し、勝利の夜を演出した。この日本人が決めた得点はまさしく“ゴラッソ”だった」と綴るなど、その出色の出来を絶賛する声が目立った。

 

 その活躍に対する興奮は試合から一夜が過ぎても、冷める気配がない。4月16日、メキシコのサッカー専門サイト『FMF』は、15節で起きた主な出来事をピックアップする記事内で、本田のパフォーマンスを特集。「ホンダがパチューカをリギージャへ」と銘打ち、次のように褒めちぎった。
 
「ケイスケ・ホンダはこのチームの心臓と肺であり続けている。この日本代表は、パチューカのサッカーに完全に適応している。後期リーグは7ゴール・7アシストを記録し、ベストプレーヤーの一人だ」
 
 また、本田の活躍ぶりは欧州にも伝わっているようだ。
 
 スペイン・メディア『LA VANGUARDIA』は、アメリカ大陸で活躍する選手たちをピックアップする記事内で、本田のゴラッソについて「元ミランの日本代表MFは、自身のゴラッソでパチューカの勝利を呼び込んだ。強力かつ速い長距離シュートを相手ゴールへ突き刺した」とレポートし、「ホンダのおかげでパチューカは後期リーグで夢を見ている」と結んでいる。
 
 自身のセンセーショナルな活躍によってメディアの話題を独占する本田。しばらく、日本サッカー界が誇るカリスマのパフォーマンスから目が離せない。