世界のビッグネームが箱根の山に見参だ。2010年には世界ナンバー1に君臨したリー・ウェストウッド(イングランド)と、「全英オープン」連覇など、海外メジャー3勝のパドレイグ・ハリントン(アイルランド)が、「第3回ISPS HANDA・ヤーマン&ストゥービ オーナーズカップ」に出場した。

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アンバサダー契約を結ぶISPS(一般社団法人国際スポーツ振興協会)のためならと、わざわざシーズンまっただ中のこの時期に来日しプロアマ戦に参加。世界の技とパワーを存分に披露し、集まったアマチュアやギャラリーの度肝を抜いた。

ともに世界で活躍する2人。ちょうど米国男子ツアーの「RBCヘリテイジ」で小平智が日本人として5人目の同ツアー優勝を果たした直後だったこともあり、2人に小平について聞いてみた。

「(イアン)ポールターは負けたのか? オー…。でも、グレートだね。日本人が優勝することに何ら不思議はない。コダイラは知らないけれど、マツヤマをはじめ、日本人はいい選手がそろってきている」と、小平よりも先に、3日目に首位に立った同郷のポールターのことを心配したウェストウッドだったが、そこは日本で4勝を挙げている日本びいき。「ボクが日本に来ていた1990年代はジャンボが有名だったけど、数年前はリオー・イシカーワ(石川遼)。今はタニハーラ(谷原秀人)もヨーロッパで頑張っているよね。いい選手だ」と、意外と詳しいことが分かった。

イングランド出身のウェストウッドだが、自身も米ツアーを夢見て欧州ツアーからステップアップした1人。「ヨーロッパは、とにかくいろんなコンディションでプレーする必要があるからタフになる。日本からもヨーロッパ経由で米ツアーを目指す選手が増えることはいいことだ」。小平の場合、いきなり米ツアーで優勝はしたが、欧州ツアーのメンバー登録を済ませており、出られる試合には出ると行っていた矢先だった。

一方のハリントンは「コダイラとはどこかの練習ラウンドで一緒だったような…」と、ハッキリはしないが、少なくとも日本人優勝についてはすでに調べていた様子。「知っているよ。スゴいね、おめでとう」と、賛辞を贈った。「でも」と続ける。「異国のツアーに行って戦うのは大変なこと。ヨーロッパからアメリカに行くのも大変だけど、日本からアメリカに行くことはもっと大変だろう。文化もライフスタイルも違う。自分の経験からして、誰か頼れる友人なりを連れて行かないと、いろんな時間が長いから。やっていくのは大変だと思うよ。これからが大事だね」と貴重な意見も送ってくれた。

欧州回りで米国入りを果たした2人だが、小平はその一歩目のステップを飛び越えて、いきなり米ツアーに参戦する可能性が高い。ウェストウッドやハリントンがそうであったように、とんでもない化け物たちが当たり前のように活躍する米ツアー。サムライ・コダイラここにありをとことん示してほしい。(文・高桑均)
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RBCヘリテイジ 最終結果
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