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モバイル向けオペレーティングシステムのシェアは、デスクトップ向けオペレーティングのシェア動向と比較すると値の上下が大きい。特に新製品発表のタイミングと連動してシェアが上下する傾向が見られる。小誌では、この1年、Net Applicationsの調査結果をもとに、モバイル向けオペレーティングシステムのシェアの動向を追ってきた。Net Applicationsの調査によると、Androidは2017年の間にだいたい7割弱のシェア、iOSは3割弱のシェアをキープしていた。シェアの上下が見られるものの新製品発表に合わせた季節的な変動ととらえることができ、年間を通じたシェアは安定している。

2017年1月モバイルOSシェア調査結果

2017年2月モバイルOSシェア調査結果

2017年3月モバイルOSシェア調査結果

2017年4月モバイルOSシェア調査結果

2017年5月モバイルOSシェア調査結果

2017年6月モバイルOSシェア調査結果

2017年7月モバイルOSシェア調査結果

2017年8月モバイルOSシェア調査結果

2017年9月モバイルOSシェア調査結果

2017年10月モバイルOSシェア調査結果

2017年11月モバイルOSシェア調査結果

2017年12月モバイルOSシェア調査結果

2017年におけるモバイル向けオペレーティングシステムのシェア動向としては、AndroidとiOS以外のシェアが減少し、AndroidとiOSという2強体制がさらに強固となった点が注目される。これまでもAndroidとiOS以外のオペレーティングシステムのシェアは少なかったが、2017年はさらに縮小された。2017年12月の時点で、AndroidとiOSのシェアの合算値は98.95%となっており、99%ほどがAndroidとiOSで占められるという状況になった。

バージョン別のシェア推移を見ると、AndroidもiOSも古いバージョンのシェアが減り、新しいバージョンのシェアが増えるという傾向を見せた。しかし、AndroidとiOSではその速度が異なっている。比較的緩やかに新しいバージョンへのシェア推移が進み常に複数のバージョンが混在するAndroidに対し、比較的短い周期でより新しいバージョンへの移行が進むiOSといったように、バージョンアップの速度に違いが見られる。

セキュリティ的な観点からは、すべてのデバイスが常に最新のバージョンのオペレーティングシステムを利用するほうが好ましいとされているが、Androidを採用したプロダクトはセキュリティアップデートの頻度が低く、その提供までの期間も長いことが多い。さらに、アップデートそのものが提供されていない、またはすでに提供されなくなったプロダクトも少なくない。公式ストアから提供されるアプリにマルウェアやアドウェアが混入するケースも後を絶たず、セキュリティ上、注意が必要な状況が続いている。

状況は異なるものの、2017年のモバイルオペレーティングシステムはAndroidとiOSのシェアが99%近い状況まで拡大し、ほぼ二強体制といえる状況になった点が注目される。今後、この状況が覆る強い理由は見つかっておらず、今後も同様の傾向が続くのではないかと見られる。