ナイキによるロゴ化検討を報じる「OK DIARIO」紙

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◆ロナウドのオーバーヘッドにスペインメディアも大興奮

 4月3日のUEFAチャンピオンリーグで、レアルマドリードはイタリアのユベントス・デ・トゥリンと準決勝ファーストレグで対戦して3-0で勝利した。その時の1得点を決めたクリスチアーノ・ロナウドのオーバーヘッドシュートは世界のサッカー界で注目を集めた。

 スペインメディアもその取り上げ方は熱狂的で、「AS」紙などは、わざわざマドリード工科大学のスポーツ学部のエンリケ・ナバッロ教授にコメントを取りに行き、ロナウドがグランドから飛び上がった力は2000ニュートン、即ちおよそ200kgの重さを支える足に加速度を加えたものに相当する力だとする指摘を報道しているほどだ。飛び上がって挙げた右足は地上から2メートル以上だったと驚きを持って報じられている。(参照:「AS」)

 スペインのスポーツ紙『Marca』はその高さを2.38mと推測、丁寧にも図解いりで説明している。胴体は1.41mの高さを維持している。彼の身長は187cm、並みの選手ではできない芸当であると大絶賛だ。(参照:「Marca」)

 なんとこのオーバーヘッド、株価にも影響したようで、対戦相手のユベントスはロナウドのオーバーヘッドシュートと敗戦でダブルパンチを喰らったかのように翌日のミラノの株式市場でユベントスの株価は一時6%まで下落したという。その後、持ち直し、4.98%の下落で終えたそうだ。(参照:「El Espanol」)

◆NIKEが「ジャンプマン」的な選手ロゴを検討!?

 さらに「OK DIARIO」が報じたところによると、真偽の程は定かではないが、ロナウドのこのオーバーヘッドシュートした姿をNikeは、かつてのエアジョーダンシリーズにプリントされた「ジャンプマン」のように、ロゴマークにしてTシャツや帽子など、彼の色々なスポーツ用品にそれをプリントすることを検討しているという。

 というのも、実はすでに市場ではNikeに先駆けてこの姿をプリントし、しかも『CR7』を加えた模造品が既にネット販売で出回っているのだ。『CR7』はロナウド自身がもっているブランド名だ。アパレルやシューズなど色々な商品にこのブランドを入れてロナウド自身が商売にしている。『CR7』を入れたホテルもポルトガルの最大手のホテルチェーンと合弁で『CR7』のホテルチェーンも経営している。

 模造品が既に出回っていても、このプランの実現化をプラニングしているそうだ。一旦、NIKEがそれを市場に出せば、これらの模造品は違法だとしてNIKEは法的に訴えることになるであろう。それまでは、模造品の生産業者は儲けられまで販売を続ける考えのようだ。

<文/白石和幸>
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。