目的別!共有スペース利用の最新事情

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企業や公共施設などが提供している事務スペースや会議室を、ビジネスマンだけでなく、最近は目的別に誰でも手軽に利用しやすくなっているといいます。そんな“共有スペース利用”の最新事情を取材しました。

東京・千代田区にある大手企業の本社の中にある、一見おしゃれな会社の休憩室のように見える共有スペース。ここは、この会社の社員だけでなく、学生や子連れのお母さんなど一般の人でも無料で入ることができ、パソコンやスマートフォンなどに使う電源も利用できます。

そして驚くべきは、利用者の話を聞いてまわり、同じ様な仕事をしている人同士や、共通の趣味を持つ人たちを引き合わせるというサービスです。実際に話を聞いてみると――

「『HELPUSH(ヘルプッシュ)』という車イスヒッチハイクの旅を今やっていて、気軽な助け合いを求めて、道行く方々に車イスを押してもらって進むという活動をしています」

車イスプロフェッショナル・寺田さんの話を伺っていると、向かいの席に座っていた男性が話しかけてきました。

「実はうちの息子も障がいがあるんですが、いい話だなと思って。気分が明るくなる」

様々な交流を促すことで、この会社にとっても新たなビジネスチャンスや社員の啓発につなげたい狙いです。

続いては、東京・渋谷区の保育施設。朝9時半、子どもを連れた男性がやってきました。子どもを預けたこの男性が向かったのは、同じ建物に入っている共有スペースです。

実は、保育施設に子どもを預けたあと、ここで仕事をしたり勉強したりすることができます。この男性は「普通の保育園よりも、子どもと距離が近くいられるので安心」と語ります。また、一般的な共有スペースには設置されていない授乳室の設備もあります。

共有スペースを運営するこの会社では、仕事場と保育施設が近い方が便利だと考え、保育施設を同時に開設したということです。