[14日 ロイター] - 米中貿易摩擦が激化するなか、半導体業界における2件の大型買収案件に対する中国当局の承認審査に遅れが出ている。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が14日、報じた。

このうち、米通信用半導体大手クアルコム<QCOM.O>のオランダ半導体大手NXPセミコンダクターズ<NXPI.O>買収は審査の遅れが影響し、頓挫する恐れがある。同買収は必要となる各国当局のうち中国のみがまだ承認していない。

米系ファンドのベインキャピタルが主導するコンソーシアム(企業連合)による東芝<6502.T>の半導体子会社の買収についても、中国の当局だけがまだ承認していないという。

クアルコムとNXPは1月、合併契約締結を延期。延期は2度目で、次の期限は4月25日に設定されている。

WSJによると、中国の王岐山国家副主席は前月、クアルコムのスティーブ・モレンコフ最高経営責任者(CEO)に対し、承認審査が政治の影響を受けることはないと伝えたという。

クアルコムと東芝からコメントは得られていない。