一般的なマイニングマシンの内部にあるマイニングボード

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 TRIPLE―1(東京都中央区、山口拓也最高経営責任者〈CEO〉)は、回路線幅が従来に比べて2分の1以下となる7ナノメートル(ナノは10億分の1)の半導体チップを開発した。仮想通貨のマイニング(採掘)マシン向けの特定用途向けIC(ASIC)で、7ナノメートルのチップは業界で初めてという。同チップを使って作成したマイニングマシンは、一般的な装置に比べて電力を約半分に削減できるほか、処理速度が約4倍になるという。

 開発したチップの名称は「KAMIKAZE」。同チップの外形は、一般的にマイニングマシンに使われるチップに比べて縦横の大きさが各1ミリメートル程度小さい7ミリメートル。従来のチップに比べて回路の密度が約5・2倍になるため、マイニングマシンの小型化にもつながるという。

 KAMIKAZEの生産は8月に開始し、2019年度に月1000万個を量産する計画。また、KAMIKAZEを使ったマイニングマシンは18年12月にも発売する。価格は一般的なマイニングマシンに比べて2分の1程度の約20万円を想定している。

 TRIPLE―1の尾崎憲一最高技術責任者(CTO)は「課題だった環境負荷を大きく低減させながらも、高性能を実現した」としている。