課長クラス以上のマネジャーにとって「会議術」は、チームの生産性を上げるために必須のスキルです。ところが、私たちには「会議術」を体系的に学ぶ機会がほとんどありませんから、悩んでいるマネジャーも多いのではないでしょうか? そこで、ソフトバンク在籍時に「最高品質の会議術」を磨き上げ、マネジャーとして大きな実績を残した前田鎌利さんにその会議術を『最高品質の会議術』(ダイヤモンド社)としてまとめていただきました。本連載では、その内容を抜粋して掲載してまいります。

「意思決定」はスピードが命

 会議の目的は意思決定である─―。
 この認識を徹底することが、「会議の品質」を高める第一歩。マネジャーに問われているのは、よりよい意思決定を生み出すために、会議をどのようにデザインするかということです。

 ここで押さえておかなければならない重要なポイントがあります。何をもって、「よい意思決定」というのか? この問いに明確な答えをもっていなければ、会議を適切にデザインすることはできません。むしろ、会議を台無しにしてしまう結果を招いてしまうでしょう。

 では、「よい意思決定」とは何か?
 まず第一に、「速い」ことです。繰り返しになりますが、生産性を上げるのは、常に現場です。そして、現場のメンバーは、組織的な意思決定がなければ、具体的なアクションを起こすことができません。つまり、意思決定が遅いということは、現場の動きを止めるということにほかならないということ。「遅い」というだけで、生産性は確実に下がるのです。

 それどころか、「何も決まらない会議」を何度も開くマネジャー、もっと言えば「決める」ことから逃げるマネジャーに対して、メンバーは不信感を強めるとともに、徐々に仕事に対するモチベーションを下げるでしょう。だから、できるだけ速く意思決定をすることを徹底しなければなりません。意思決定は、スピードが命なのです。

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