ビジネス界を日々駆け巡る“メール”。実は正しい使い方を習ったことがないという人のほうが多いのでは? 多用するものだからこそ、大切なポイントは押さえておきたい。ITジャーナリストの高橋暁子さんとマナーコンサルタントの西出ひろ子さんにみんなのデジタルマナーに関する疑問に答えていただきました。

送られてきたメールのCcに複数人ついていた。これはどこの誰?Ccのメンバーを紹介しないのはマナー違反!

もらったメールのCcに知らない人が入っていて特に説明がない場合、戸惑うことも…。

「社内での連絡や確認のために、別のスタッフをCcに入れてクライアントにメールをする場合は、『今回、同じプロジェクトに参加する弊社のもCcに加えました』など、ひと言断りを入れるべきです。そして、このようなメールをもらったら、返信時には全員に返信すると連絡が行き渡って親切です」(高橋さん)

また、社外の人も含めた一斉メールをする場合は、宛先を必ずBccにして隠して「Bccで失礼します」と、添えよう。

メールは何時くらいまで送っていいの?メールを送るのは21時までに。

最近はPCメールをスマホに転送する設定にしている人が多い。深夜や休日に送ると迷惑になることもあると心に留めておこう。

「残業している時など、その日中にメールしておきたい場面もありますが、それは自分の都合。遅くても21時くらいを目安に、急ぎではない案件は翌日にまわしましょう。昨今は働き方改革の意識が浸透してきていることもあって、あまり遅い時間にメールをするとブラック企業の烙印を押されてしまうことも。ただ、お互いが仕事をしていることがわかっていて、やり取りが必要な時はもちろんメールをしてOKです」(西出さん)

仕事相手からLINEの交換を求められました…。仕事でLINEは基本NG。

仕事関係の人とSNSでつながりたくない場合、プライベートに近いLINEやインスタを守るために、ビジネス用SNSの運用を。

「例えばFacebookを仕事用と割り切って、LINEの交換を求められたら『LINEはプッシュオフにしてあまり見ないので、Facebookでつながりませんか』と提案するとかわしやすいです」(高橋さん)

「誠意を込めて本音を伝えてもOK。『SNSはプライベート用にしているので公私のケジメをつけたくて…』など拒絶にならないニュアンスで伝えれば、不躾な印象になりません」(西出さん)

西出ひろ子さん 互いが幸せになるためのマナーを提供するヒロコマナーグループの代表。真心を重視するマナー指導に定評がある。マナー評論家としてメディアでも活躍中。著書は80冊以上。

高橋暁子さん 教員を経てITジャーナリストに。SNS、情報リテラシー教育を専門に、執筆や講演を行う。著書に『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎エデュケーション新書)などがある。

※『anan』2018年4月18日号より。イラスト・サヲリブラウン 文・熊坂麻美

(by anan編集部)