こんにちは。フリーエディター&ライターのフルタアミ、33歳です。

「学歴も年収も肩書きも、何もかも満足できなかった……」。歳下のホタテくんと別れ、結婚を視野に入れた“本気の彼活”中!これまでのお話はコチラ

32歳の弟キャラ経営者くん、最初は「真面目な後輩くん」だった

二日酔いの午前10時……。もう二度とテキーラを、ショットでクイッと飲むことなんてないって思っていました。でも調子にのって飲んでしまったのです……。もう後悔でしかありません。身体が思うように動かなくて、しんどい!

でも、しんどいながらも、心がざわついているっていう最悪な状況です。その原因は、タイトルに書いた彼です。32歳で私の1つ歳下、広告代理店を営む経営者の子です。ベビーフェイスで、性格は弟系で、ひとことでいうと、かわいい系の男の子。

もともとは全然意識していなかったんです。出会いは仕事関係で、取引先の人の仕事仲間でした。その人の紹介で、みんなで1回食事をしたことがあるだけ。歳下で顔もかわいくって小柄だったこともあり、私の中では「真面目な後輩くん」っていう印象でした。

なぜデートすることになったか?

なぜデートすることになったかというと、彼と出会ったとき「彼女と別れたばかり」と言っていたんです。だから「私の友達、紹介しましょうか?」となったんです。で、本当に合いそうな女性が思い浮かんだので、「今度、紹介しますよ。ごはんでも行きましょう!」っていう話になっていたんです。だから、最初は「いつ、紹介するか?」で、連絡のやり取りをしていました。でも、私がものすごく忙しくなってしまって。その話はどっか遠くに忘れさられていました。

そんな矢先にばったり。仕事関係のパーティーで、偶然再会したんです。

「あー、お久しぶりです!」と、顔を見た瞬間に、自分が「セッティングする」と言ったきり、紹介の話をなおざりにしていた(しかも、メールも返していなかった)ことを思い出したわけです。「あ!」と思って、つい、それをごまかすかのように「すごいバタバタしていて、連絡してなくてすいませんー! とりあえず今度ごはんでも行きませんか?」と言ったんです。実は紹介しようと思った子は、少し前に彼氏と婚約してしまって。それを言うのもバツが悪かったですし、「とりあえず仕事の情報交換がてら、2人で食事でも」っていう方向に持っていったんですよね。

「いいですねー、行きましょう」と笑顔の彼。どう思ったのはわからないけれど、こんな成り行きで食事に行くことになりました。それも、1回私が仕事でドタキャンしてしまい、やっと会えたのは2回目の約束の日。それがつい先日のことでした。

男友達と飲みに行くテンションで焼き鳥屋へ

場所は六本木でした。

「焼き鳥でも食べようか?」

「あー、私も食べたいと思ってました!」

仕事帰りで疲れていたので、フレンチとかイタリアンはしんどい!というモード。そんな私のテンションにと彼のテンションはぴったり合っていて、どちらかというと男友達と飲みに行く感じでした。焼き鳥屋に着いてからは、仕事の話や過去の恋愛話や、くだらないことを話しながらビールを飲んで焼き鳥を食べました。笑い方がかわいいのと、雰囲気が小動物系なんですよね。だから「母性本能をくすぐる子だなぁ」とは思いましたけど、「デート相手」とは、言い難い雰囲気ではあったかもしれません。

今思えば、その風向きが少し傾き始めていたのが、2軒目のお店。彼の人となりからは、想像がつかないようなセンスのいいバーに連れて行ってくれたんですよね。老舗感がありつつ、店員さんの品もよく、季節のフルーツや野菜でオリジナルカクテルを作ってくれるようなところでした。私と彼は、1杯目にそれぞれフルーツカクテルを飲んだあとに、赤ワインのボトルに移行。なんだかんだで、それを2人で空けてしまいました。

ワインが空になったタイミングで「閉店です」と、お店の人。あたりを見渡すと、入ったときは満席だった店内に人はいなくなっていて、私たちが最後のお客さんでした。

彼のこと嫌いじゃない。てかカワイイ。でも男の人にかわいさではなく、包容力を求めたい私は「タイプじゃないなぁ。てか合わないだろうな」って思っていたんです。それに恋愛のいざこざを起こすのは、仕事関係なので気まずい。だから彼との食事もお酒も楽しかったけれど、「気軽に飲みに行ける男友達」になれたらいいなぁと思って心の準備していました。でも、これが見事に裏切られるんです。そして、私の心が一気に傾くことに……。〜その2〜へ続きます

お酒をこんなに飲む人だとも最初は思ってなかったんです。いろんな意味でギャップのある人でした。