新潟空港に到着したピーチ・アビエーションの旅客機(村山雅弥撮影)

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 格安航空会社(LCC)としては初めて新潟空港に3月1日に就航し、関西国際空港との間を結ぶピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)の関西線の利用客が1カ月で1万人を突破した。

 新潟県が12日発表した。搭乗率も90%を超え、同社が目標に掲げる75〜80%を大きく上回った。県は、1日1往復の運航を複数回に増やすことを目指しており、幸先の良いスタートとなった。(市川雄二)

 米山隆一知事は記者会見で「関西圏と新潟のアクセスが一気に短く、安くなった」とピーチの就航効果を指摘し、新潟から関西空港に向かう需要が相当あったのではないかと分析。大阪など関西圏の人からも「今まで行っていない新しい場所という認識を持ってもらったのではないか」と述べるとともに、新たな路線を生かして経済的な交流も深めたいとした。

 同社は利用者の実数や搭乗率は公表していないものの、取材に対して担当者は「順調な滑り出しで、潜在的な需要を掘り起こすことができた」と述べ、手応えをうかがわせた。

 県が就航翌日の3月2日から4日間、JR新潟駅と新潟空港を結ぶリムジンバスや路線バスの利用者を対象に調査したところ、関西線に搭乗した105人のうち20〜30代は61・9%の65人と半数以上を占めた。また、県内の利用者は69・6%だった。20〜30代の若者の取り込みに成功したといえ、県空港課の担当者は「期待通り」としている。