「あいつ、また面白いことをしている」と思ってもらえる生き方をする

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2014年「新・風土記」出雲大社奉納、2015年「天地の守護獣」大英博物館日本館永久展示、「遺跡の門番」クリスティーズに出品・落札。2016年「The Origin of Life」4ワールドトレードセンター常設展示…。競争が激しいアートの世界で、なぜ、いま小松美羽が評価を集めているのか?その理由を、話題の新刊『世界のなかで自分の役割を見つけること』の内容からお伝えしていく。

メディアに取り上げられることは「チャンス」

 私はメディアへの露出が多い。

 始まりは阿久悠さんのトリビュートアルバムが出た頃、「美しすぎる銅版画家」として紹介されたからだと思う。テレビの旅番組やドキュメンタリー、ニュースに取り上げられたこともあるし、2015年の活動はテレビ番組「情熱大陸」が収録してくれた。

 2017年にはソニーのスマートフォンXperiaのCMに出演した。これはもともとXperiaユーザーだったから。写真が好きで、スマホでもよく撮っていると話したら、CM制作の人に話が伝わってオファーがきたという感じ。ちょうど「Xperiaは写真機能がすごい」というところをアピールしたかったタイミングだったらしい。

 最初の頃、私は自分の顔が世の中に出ることが嫌だった。アーティストはあくまでも作品だけで勝負すべきだと思っていた。

 まして、見てほしいのは私の作品そのものではなく、私の作品を通した神獣の世界だ。もっといえば、神獣の世界を通して、さらにその奥にある、絵には描いていない神々の世界を知ってほしいのだ。だからこそ、私本人が注目されるというのは、あまりにも表面的だと感じていた。

 ところがある時期から、抵抗がまったくなくなった。単なる慣れとか、ちやほやされるのが快感になったということじゃない。「チャンスの一つだ」と知ったからだ。

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