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外国人投資家が日本のオーナー企業に熱視線を送っている。『週刊ダイヤモンド』4月14日号の第1特集「オーナー社長 最強烈伝」では、時にリスクを取りつつも、長期的な視点で経営を進めるオーナー企業を完全解剖した。その中で、週刊ダイヤモンドは最強のオーナー企業を明らかにすべく、収益性や安定性の指標を用いて独自にオーナー企業ランキングを作成した。トヨタ自動車が総合1位に輝いた他、業種の業界別ランキングでは高収益の成長企業が上位に入った。今回はその中から建設業界編をお送りする。

 オーナー企業の評価は、日本経済大学大学院の後藤俊夫特任教授らの研究で、上場している同族経営の企業が非オーナー企業に比べて優位性があると認められている「ROA」「営業利益率」「流動比率」「自己資本比率」の4指標に、「売上高」を加えて偏差値化した。

 つまり、上位にランクインした企業は高い収益性と安定性という「同族経営企業の強み」を遺憾なく発揮し、業界に君臨する“キング・オブ・オーナー企業”ということになる。

成長著しい高収益企業も続々ランクイン

 業界別ランキングでは、高収益企業がトップを占めた。

 食料品業界1位は健康食品の定期販売などを行う北の達人コーポレーションだ。販促費を抑えた効率的な事業運営をしているという。

 輸送用機器は豊田家の独壇場だ。1位トヨタをはじめとして、2位デンソー、3位アイシン精機など豊田家がオーナーの企業がトップ10の半分を占めた。その中で、スズキが4位と健闘した。

 オーナー企業が最も多い小売業界では、市場シェア首位のイオンと2位のセブン&アイ・ホールディングスがワンツーフィニッシュを飾った。

 利益率が高い企業が並んだのがサービス業界。M&Aの助言、仲介を行う2位のM&Aキャピタルパートナーズ(営業利益率43.9%)が際立った。

 情報・通信業界では、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが1位。総合ランキングでも5位に食い込んだ。ガンホー創業者の孫泰蔵氏は、ソフトバンクグループ社長の孫正義氏の弟だ。まさにオーナー一族である。