定番の巻き髪スタイルですが、時間とともに崩れてしまう……なんてことありますよね。かといってハードスプレーやワックスで固めたら、今どきのエアリー感がなくなってしまい台無し。そこでヘアメイクアップアーティストの高松由佳さんに、風にゆれるような柔らかい質感の巻き髪をキープするための、正しいスタイリング剤のつけ方を教えてもらいました。

写真・大嶋千尋 ヘアメイク・高松由佳 文・三谷真美

ゆるふわ巻き髪の正しいスタイリング剤のつけ方とは?

スタイリング剤とひと口にいっても、ハードからソフト、スプレーやクリームなど、さまざまなタイプ、形状のものがありますよね。重たく見えずに、程よい抜け感のあるふんわり巻き髪をキープするためには、軽くて伸びがよく柔らかめなジェルやクリームがおすすめ。さらに、ツヤの出るタイプがベスト。つけ方は、巻き髪をつぶさないように揉みこむのがポイントです。

巻き髪をキレイにキープするヘアジェルのつけ方

1:ツヤ感のあるヘアジェルやヘアグロスを、パール大1粒半手に取る(a)。手のひら全体になじませ(b)、指の側面にもヘアジェルをなじませる(c)。

2:髪の毛先を下から持ち上げ、手のひら全体で包み込む。何度か持ち直し、毛先全体にヘアジェルをなじませて。

3:後ろ側の髪にもしっかりとなじませる。正面から見えない髪はつけ忘れやすいから特に注意。

4:中間部分の髪を軽く持ち上げるように包み込んで、ヘアジェルをなじませる。

5:手に残っているヘアジェルを再度、手のひら全体になじませ、表面の髪に優しくつける。

6:髪の中間部分に指を入れて左右に振り、髪全体をほぐしてふんわり感をプラスする。毛先をつまんで動きをつけてもOK。

エアリーな巻き髪をキープ

巻き髪を潰さないように、下から持ち上げてスタイリング剤をつけるのがポイント。ヘアジェルなら固まりすぎないから、今っぽいエアリー感を出すことができます。程よくツヤが出て、傷んでパサついた髪もカバーしてくれるので、紫外線でダメージを受けやすい季節にもぴったりです。

教えてくれた方

右・ヘアメイクアップアーティスト 高松由佳さん。ヘアメイクアップアーティスト・山本浩未さんに3年間師事した後、独立。anan本誌を初めとする数々の美容・ファッション誌にて活躍。なりたい自分になるメイクを紹介した『メイク大全』を監修(2018年3月、成美堂出版より発売中)。

モデル三谷真美