兜町も“SHO TIME”に沸いている。エンゼルス・大谷翔平の関連銘柄を探す動きが激しくなってきたのだ。

 大谷モデルの腕時計を販売するセイコーウオッチ(セイコーHDの傘下)は株高傾向がクッキリしてきた。4月1日(日本時間2日)に、大谷がメジャー初勝利を挙げて以降、株価は上昇気流に乗っている。初勝利前の3月30日(終値)に比べ、10日は4.5%上昇で引けた。

 大谷がCMに登場する明治HD(スポーツサプリ「ザバス」)は3.6%上昇(同期間、以下同)。日経平均の上昇率は1.6%なので“大谷銘柄”は大健闘だ。

「米中貿易戦争やシリア空爆など憂鬱な雰囲気が漂うなか、大谷選手の活躍は市場に明るさを運んでくれます。“買い材料”を待っていた投資家が飛びつき始めています」(IMSアセットマネジメント代表の清水秀和氏)

 スポーツ紙ではピッチャー大谷が相手選手から三振を奪ったときの写真が大きく掲載される。左手のグローブには「 SICS」(アシックス)の文字。株価は3・6%上昇だ。大谷が本拠地のエンゼルスタジアム(アナハイム)でホームランを打ったあとベンチに戻るとそこには「TOYOTA」の文字が並んでいる。トヨタ自動車の株価は0・2%ながら上昇した。

 エンゼルスとパートナーシップ契約を結ぶ横浜ゴム(米国子会社ヨコハマタイヤコーポレーションが契約)は2・9%上昇。同じく森永製菓(米森永製菓が契約)は8・0%、船井電機は1・8%の値上がりだ。

「野球シーズンは始まったばかりです。大谷選手の活躍次第ですが、関連銘柄の上昇は秋ごろまで続くかもしれません」(清水秀和氏)

 機械部品を扱うTHKもエンゼルスとパートナー契約を結んでいる。

「BtoB(企業間の取引)ビジネスなので、一般にはなじみが薄いかもしれませんが、消費者寄りの事業は増えています。エンゼルスとの契約は知名度アップにつながると思っています」(THK関係者)

 日本のプロ野球の注目度もアップしてきた。ヤクルト本社やDeNAなどに株高期待が持てる。

「大谷はスイーツ好きで、コンビニのクレープやアイスをよく食べるようです」(市場関係者)

 セブン&アイHDやアイスの江崎グリコも関連銘柄だ。兜町の大谷旋風は当分続く?